カビー・ザ・ベアー

カビー・ザ・ベアー（CUBBY THE BEAR）

カビー・ザ・ベアー、通称カビーは、北海道日本ハムファイターズのファームチームにおけるマスコットキャラクターであり、千葉県鎌ケ谷市の親善大使でもあります。彼のデザインは子熊をモチーフとしており、ファンの心をつかむ愛らしい外見が特徴です。カビーのユニフォームの背ネームは「C・B」と表記されていますが、これを「シー・ビー」と読まれるのは誤りで、実際には「カブ（CUB）」に由来しています。

カビーは2006年から北海道日本ハムファイターズの2軍球場で活躍し始めました。彼は一軍に所属するマスコットB・B（ブリスキー・ザ・ベアー）の弟にあたり、2軍と1軍の両方で連携したマスコットが存在することは日本のプロ野球界では初の試みです。カビーは千葉県鎌ヶ谷市に位置するファイターズ鎌ケ谷スタジアムで、熱心な応援団と共に観客を盛り上げる活動を行っています。彼は応援団の太鼓を借りてリズムを取ることで、試合の興奮をさらに高める重要な役割を果たしています。

試合が行われていない日やオフシーズンには、カビーは鎌ケ谷市周辺の幼稚園や保育園を訪れ、子どもたちに笑顔を届けるグリーティング活動を行っています。カビーは当初3歳という年齢設定でしたが、その後、特定のイベントやノルマを達成することで年齢が上がる仕組みがあります。2010年にはオリジナルうちわの販売が完売したことで4歳に成長し、その後は長らく4歳のままでした。しかし、2019年に公式Twitterで年齢上昇のメッセージが発信され、良い反応を得たことで、5歳にアップグレードされました。

カビーは地元の祭りやイベントにも積極的に参加し、その際にもグリーティングを行っています。これらの活動が評価され、2007年7月16日には鎌ケ谷市より親善大使に任命されるほどの人気を誇ります。料理やお菓子が大好きなカビーですが、その影響でお腹が出ているのが特徴で、B・Bとの絡みではそのお腹に関するコミカルなアクションが見られることもあります。

カビーは2010年春にTwitterを始めましたが、当初は子供らしい言葉の表現が困難でした。しかし、2019年のバースデーイベントをきっかけに言葉の表現が豊かになり、濁音や小さい文字、一部の絵文字を使用できるようになりました。さらに、2010年12月16日には鎌ケ谷警察署の一日署長かつ防犯大使に任命され、防犯キャンペーンにも参加するなど、その活動範囲は広がっています。

カビー・ザ・ベアーは、ファンとの距離感を大切にしながら、地域社会に根ざしたマスコットキャラクターとして、これからも多くの人々に愛され続けることでしょう。

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