カメレオ

カメレオは、日本のヴィジュアル系バンドとして、2011年から2017年まで活動し、2023年に再結成を果たしました。レコードレーベルはデンジャークルー・レコードに所属していました。

概要

前身バンド「カル・ヴァリ」のメンバーが中心となり、バンド名を新たにカメレオとして再出発しました。メンバー間の話し合いで、「もう一度新しいバンドを始めよう」という結論に至り、CDの無料配布やデモアルバムの発売を経て、2012年1月から本格的な活動を開始しました。

音楽性は、ポップでありながらも攻撃的で、楽曲の随所に毒を盛り込むスタイルが特徴です。バンド名の由来であるカメレオンのように、変幻自在で何でもありなスタンスを掲げ、楽しさとオリジナリティを追求していました。リーダーのKouichiは「王道よりも、周りと違う面白いことがやりたい」と語り、HIKARU.も「曲もヴィジュアル面も展開も色んなことで他のバンドがやってないことをやりたい」と、独自の表現へのこだわりを語っています。

メンバー

HIKARU.（ボーカル）：2月11日生まれ、A型。過去にはダリ、怨鬼、カル・ヴァリなどで活動。小学生時代にはハイパーヨーヨーの日本チャンピオンとして世界大会に出場した経歴を持ちます。LUNA SEAやPIERROTからの影響を受け、ギターを始めたとのことです。L.A.LEMECCAでも活動。
Takashi（ギター）：9月17日生まれ、A型。ARTS、カル・ヴァリを経てカメレオに加入。現在はギルドでも活動。
Takeshi（ドラムス）：8月23日生まれ、O型。duraluMin、カル・ヴァリ（サポート）、N@H（サポート）を経てカメレオに加入。現在はGTBでも活動。

旧メンバー

Daisuke（ギター）：10月17日生まれ、O型。ダリ、怨鬼、カル・ヴァリを経てカメレオに加入。2023年の再結成には不参加。
* Kouichi（ベース）：7月1日生まれ、O型。カメレオのリーダー。ARTS、カル・ヴァリを経てカメレオに加入。2023年8月10日に脱退。L'Arc〜en〜Cielのベーシストであるtetsuyaからの影響を公言しています。WKWKPROJECTでも活動。

来歴

2011年10月には、CD『試供品』をインディーズレコード店に配布。同年11月にはデモアルバム『試作品。』を発売し、バンドとしての活動をスタートさせました。

2012年1月10日には池袋で初のライブを行い、正式にバンドを始動。その後、初のワンマンライブやワンマンツアーを開催し、着実にファンを増やしていきました。

2013年には、初の六大都市ワンマンツアーや七大都市ワンマンツアーを敢行。シングル「サンドウィッチLOVE」や「ダメ男/ごめんなさい」、シドのカバー「妄想日記」などをリリースし、初のフルアルバム「なう！」、メンバーがボーカルを務めた楽曲を収録した「5/5」を発売。

2014年には、全国22か所23公演を回る「会いに行くバンドマン」ツアーを開催し、ツアーファイナルはZepp DiverCityで行われました。アルバム「ハイカラ」をリリースし、「ハイカメさんが通る」ツアーを開催。シングル「♪ラララ♪/時給¥850」や「お化け」をリリースし、オリコンランキングで自己最高位を更新しました。

2015年には、メンバーがそれぞれボーカルを務めた楽曲を集めたベスト盤「5BEST」をリリース。3周年記念ライブを池袋Black Hole、渋谷公会堂で開催し、初の47都道府県48公演ワンマンツアー「会いに行くバンドマン2015」を発表。シングル「デビルくん」は、オリコン週間シングルチャートで20週にわたるロングセールスを記録しました。

2017年2月13日、同年6月をもって解散することを発表。理由は、メンバー間で未来へのヴィジョンに変化が生じたためと説明されています。ラストワンマンツアー「WE ARE KAMELEO‼︎」を行い、6月17日の「LAST LIVE WE ARE KAMELEO!!」をもって解散。

2023年5月23日には、1日限定で復活ライブを開催し、多くのファンを魅了しました。

カメレオは、その短い活動期間の中で、独自の音楽性とヴィジュアルで日本のヴィジュアル系シーンに大きな足跡を残しました。

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