カモン・BaBeのハロームービー夢工場

カモン・BaBeのハロームービー夢工場

カモン・BaBeのハロームービー夢工場は、1987年4月11日から同年10月10日までニッポン放送で放送されたラジオ番組です。パーソナリティは嘉門達夫（現在の名は嘉門タツオ）とBaBeの二人が務めました。毎週土曜日の21:30から22:00までの約30分間、映画をテーマにしたさまざまな情報をリスナーに届けていました。

番組の背景

この番組は、日清製粉がスポンサーとなっている一社提供の番組で、それに伴って映画ブランド『ハロームービー』に基づいて作られました。番組は、嘉門が1987年3月29日まで放送していた『カモン・ザ・ナイト 大江戸アドヴェンチャー』から派生しています。前の番組では、すでに映画紹介コーナー『ハロームービー・嘉門達夫のシネシネ団』があり、これを引き継ぐ形で新たにスタートしたのです。

また、パートナーとして参加したBaBeは、番組が始まった1987年2月にデビューしたばかりの新星でした。ラジオ初のレギュラー番組として、BaBeにとっても大変重要な機会となりました。番組では、洋画や邦画の新作紹介、試写会の情報、映画にまつわる裏話を紹介し、また映画出演者をゲストに招くことで、より多彩なエンターテイメント情報を提供していました。特に1987年7月18日に始まる『コミュニケーションカーニバル 夢工場'87』の情報も頻繁に放送されました。

主なコーナー

『カモン・BaBeのハロームービー夢工場』にはいくつかの特色あるコーナーがあり、中でも『予告編イマジニア』は、身の回りの事象を予告編風にするユニークな形式の紹介が行われました。このコーナーは前身番組『嘉門達夫のシネシネ団』から継承されたもので、多くのリスナーに親しまれました。

ゲスト

番組には様々なゲストが登場しました。特に1987年5月23日には少年隊、同年9月5日には原田知世などが出演し、リスナーへ好評でした。また、ゲストとのトークを通じた映画情報の伝達は、ただの情報提供に留まらない親密な交流を生み出していました。

番組の変遷

1987年10月17日には、嘉門が降板し、その後BaBeをメインパーソナリティとした『ジャジャ馬BaBeのハロームービー』がスタートしました。これは、番組のフォーマットを引き継いだ形になり、引き続き多様な映画情報が発信されることとなります。

備考

『カモン・BaBeのハロームービー夢工場』は、ニッポン放送のプロ野球中継であるショウアップナイターの直後に放送されていたため、ナイター中継が延長した際には、番組の内容が短縮または休止になることが多々ありました。例えば、1987年5月30日の放送はナイター延長により15分のみの放送となり、何も新しい内容を提供できないまま、過去の放送が繰り返される事態にもなりました。このような予期せぬ事情の中でも、リスナーに楽しさを提供し続けてきた番組でした。

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