カリーナ・ヴェンニンガー

カリーナ・ヴェンニンガー：オーストリアが誇る名ディフェンダー

カリーナ・ヴェンニンガー（Carina Wenninger）は、1991年1月4日生まれ、オーストリア・シュタイアーマルク州グラーツ出身の元女子サッカー選手です。長年にわたり、オーストリア女子代表およびFCバイエルン・ミュンヘンで中心選手として活躍しました。ポジションは主にディフェンダー。

プロとしてのキャリア

ヴェンニンガーは9歳で地元のクラブでサッカーを始め、その才能を開花させます。15歳という若さで、オーストリア女子ブンデスリーガに所属していたDFC LUV グラーツへ移籍し、プロとしての第一歩を踏み出しました。

翌年、16歳でドイツ女子ブンデスリーガの強豪、FCバイエルン・ミュンヘンへチームメイトのヴィクトリア・シュナーダーベックと共に移籍。当初はセカンドチームでプレーしましたが、すぐにその実力を認められ、2008年にトップチームデビューを果たしました。以降、ヴェンニンガーはバイエルンの主力選手として不動の地位を確立し、2015年、2016年にはドイツ・女子ブンデスリーガ2連覇に大きく貢献しました。

代表としてのキャリア

ヴェンニンガーは、クラブでの活躍と並行して、オーストリア代表としても重要な役割を担いました。16歳にしてU19代表に選出され、2007年からはオーストリア女子A代表に招集されています。A代表デビューは、UEFA欧州女子選手権2009予選のポーランド戦。代表初得点は、同じくUEFA欧州女子選手権2009予選のイスラエル戦で記録しました。

2015年から2016年にかけて行われたUEFA欧州女子選手権2017予選では、チームの中心選手として本大会出場に大きく貢献。本大会では全試合にフル出場し、オーストリア代表を3位という好成績に導きました。

タイトル

クラブ

DFC LUV グラーツ
オーストリア・女子ブンデスリーガ準優勝（1回）： 2006-07
オーストリア・レディースカップ準優勝（1回）： 2006-07
FCバイエルン・ミュンヘン
ドイツ・女子ブンデスリーガ優勝（2回）： 2014-15, 2015-16
ドイツ・女子ブンデスリーガ準優勝（1回）： 2008-09
女子DFBポカール優勝（1回）： 2011-12
女子DFBポカール準優勝（1回）： 2017-18

代表

オーストリア女子A代表
キプロス・カップ (女子サッカー)優勝（1回）： 2016
* UEFA欧州女子選手権 3位（1回）： 2017

カリーナ・ヴェンニンガーは、その卓越したディフェンス能力とリーダーシップで、所属クラブと代表チームの両方で数々のタイトルを獲得し、オーストリア女子サッカー界に大きな足跡を残しました。

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