カルルとふしぎな塔

『カルルとふしぎな塔』

『カルルとふしぎな塔』は、日本アニメーションが制作したテレビアニメで、2010年10月8日からキッズステーションで放送されました。テレビ神奈川でもキッズ劇場のコーナーとして放送され、多くの子どもたちに親しまれた作品です。

あらすじ

物語の舞台は、高い塔がそびえ立つ街。街の住民たちは、時守りじいさんから毎日3回の食事の時間を知らせる鐘の音で日々のリズムを刻んでいます。しかし、ある日突然、その鐘の音が鳴らなくなってしまいます。主人公のカルルたちは、鐘を再び鳴らしてもらうために塔を訪れることを決意します。

登場人物

カルル

声：高畑充希
本作の主人公で、好奇心が強いサルの少年。街の外の未知の世界に強い憧れを抱いています。

パネット

声：野中藍
おっとりとした性格のウサギの少女で、見習いパン職人。少し気が強い一面も持ち合わせています。

ロロ

声：清和祐子
果物屋を営むリスの少年で、努力家ですが少し臆病です。彼の独特の語尾「〜なの」での会話が特徴的です。

時守りじいさん

声：ふくまつ進紗
高い塔に一人で住むカバの老人で、変わり者でもあり、町の住民には知られていない存在です。彼は毎日鐘を鳴らして住民に食事の時間を知らせます。

カリンカ

声：進藤尚美
せんたく屋を営むアライグマのおばさんで、町の頼れる存在です。

グロフ

声：宮崎寛務
物知りなカエルの男性で、古本屋の主人です。知識が豊富で町の人々に慕われています。

ボム

声：牛田裕子
新人郵便配達員の子豚で、少し方向音痴ですが嗅覚が優れており、匂いで道を見つけます。

ロビン

洋服屋の主人でキツネの男性。少し潔癖症な面があり、パネットに好意を抱いています。

シャボン

声：宮坂俊蔵
遊ぶことが大好きなキャラクターで、物語にユーモラスな側面を加えます。

ベトスコス団長

声：武虎
移動遊園地の団長で外の世界からやってきたワニです。少し怪しげな魅力を持っています。

リリア

声：南波志帆
移動遊園地の空中ブランコ乗りで、主題歌も担当しています。

ピプ

声：西原久美子
リリアが森で保護した謎の生き物で、「ぴぷ～」という独特の鳴き声が特徴です。

クーク

声：山田真一
外の世界から来たハゲワシで、サーカス団の一員です。

パナポネラ兄弟

声：ぬまっち
移動遊園地のサーカス団で、大型のアリの兄弟たちがチームを組んでいます。

スタッフ

• - 監督: 高木淳
• - 脚本: 丸尾みほ
• - 音楽: 渡部チェル
• - CG制作: うもとゆーじ、ウサギ王
• - キャラクターデザイン: 寺田順三
• - 音響監督: 早瀬博雪
• - アニメーション制作: 日本アニメーション

主題歌

オープニングテーマ「解きかけのパズル」は、作詞・作曲が矢野博康で、南波志帆が歌っています。

DVDと書籍

この作品はDVDとしても発売されており、各話を収録したボックスが販売されています。また、絵本『カルルとふしぎな塔』も出版されており、物語の魅力を身近に感じることができます。

イベント

2012年には「カルルとふしぎな塔 〜寺田順三の世界〜」展が開催され、視覚的にこの作品の世界を楽しむことができました。このように、アニメや書籍の枠を超えて、多くのファンに愛され続けています。

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