カルロス・ロア

カルロス・アンヘル・ロアのプロフィール

カルロス・アンヘル・ロア（Carlos Ángel Roa）は、1969年8月15日にアルゼンチンのサンタフェで生まれた元サッカー選手です。主にゴールキーパーとして活躍した彼は、アルゼンチン代表としても成功を収めた選手の一人です。特に、彼のキャリアにはユニークなエピソードが数多く含まれています。

経歴の始まり

ロアは1988年にラシン・クラブでプロとしてのキャリアをスタートさせました。彼はその後、1994年にCAラヌースに移籍し、1996年にはそのチームと共にコパCONMEBOLを制覇する栄光を手にしました。1997年にはスペインのRCDマヨルカに移籍し、以後のキャリアの中で彼はこのチームで重要な役割を果たしました。

国際舞台での活躍

アルゼンチン代表としてのロアのキャリアも見逃せません。彼は1997年にコパ・アメリカ、及び1998年のフランスワールドカップに出場。ワールドカップでは、決勝トーナメントの1回戦でイングランド代表と対戦し、PK戦での活躍によりチームを勝利に導き、彼は一躍ヒーローとなりました。その年の1998-99シーズンでは、35試合に出場し、29失点に抑える好成績を残し、クラブは3位に入賞。彼の奮闘はサモラ賞受賞へと結び付くことになります。

移籍と引退

1999年にはマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が噂されていましたが、ロアはセブンスデー・アドベンチスト教会の教えに従い、その移籍を拒否します。これがきっかけで彼はサッカーから離れ、引退を表明。とはいえ、彼は約9ヶ月後の2000年4月にプロ選手として復帰することになりました。しかし、すでにレオ・フランコがレギュラーとして定着しており、思うように出場機会が得られませんでした。

2002年にはアルバセテに移籍しますが、2004年には精巣がんを患ったことが明らかになり、再び引退を決意。その後、治療を経て母国のクラブ、オリンポに加入し、2006年に現役を完全に引退しました。

コーチとしての道

引退後のロアは、2011年にマティアス・アルメイダに招かれる形でリーベル・プレートのコーチに。以降、アルメイダと共にメキシコのCDグアダラハラで指導者としての活動を続けています。

個人的な背景とエピソード

ロアには特異なニックネームが存在します。それは「Lechuga」で、これは「レタス」という意味。彼が厳格なベジタリアンであることに由来しています。また、彼はセブンスデー・アドベンチスト教会の信者でもあり、信仰が彼の人生やキャリアに大きな影響を与えていると言えるでしょう。

タイトル

カルロス・ロアが獲得した主なタイトルには、以下があります：

• - コパCONMEBOL：1996（CAラヌース）
• - スーペルコパ・デ・エスパーニャ：1998（RCDマヨルカ）

これらの功績は彼のサッカーキャリアにおける輝かしい成果です。ロアはサッカー界だけでなく、その信仰やライフスタイルでも多くの人々に影響を与える存在です。

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