カンダハル 突破せよ

カンダハル 突破せよ

『カンダハル 突破せよ』（原題：Kandahar）は、2023年に公開されたアメリカ合衆国のアクションスリラー[[映画]]です。監督はリック・ローマン・ウォー、主演はジェラルド・バトラーが務めています。

あらすじ

2021年、アメリカ軍がアフガニスタンから撤退した後も、「影の戦争」は続いていました。MI6の秘密工作員トム・ハリスは、CIAの依頼でイランの地下核施設に潜入し、システム情報を送信する任務を成功させます。しかし、その情報をもとにCIAが遠隔操作で原子炉をメルトダウンさせたことで、事態は急変します。

トムは、娘の高校卒業式に出席するためロンドンへ帰国しようとしますが、乗り継ぎ地のドバイでCIAから新たな指令を受けます。それは、イランの核兵器開発を阻止するため、秘密滑走路を奪取するという危険な任務でした。

一方、中東の女性ジャーナリスト、ルナ・クジャイは、CIAの中東における全作戦情報を入手し、告発しようとしますが、イランの手によって拉致されてしまいます。

また、アフガニスタン人のモハメド（通称モー）は、行方不明になった妻の妹を探すため、偽の身分で帰国します。彼は、ヘラートでトムの通訳として働くことになります。

新たな任務のためアフガニスタンに到着したトムは、ヘラートでモーと合流し、イランへの潜入を試みます。しかし、ルナが入手したCIAの秘密情報が報道されたことで、トムの顔写真が公開され、イランから追われる身となってしまうのです。さらに、アフガニスタンの各勢力も、トムをイランに売ろうと動き始めます。

トムは、640キロ離れたカンダハルの基地に輸送機が着陸するという情報を入手し、そこへ向かうことを決意します。タイムリミットは30時間。トムとモーは、イランの追っ手をかわしながら、カンダハルを目指しますが、次々と困難が襲いかかります。

隣国パキスタンのISIに所属するナズィールは、トムを捕獲し高値で売るために追跡を開始。砂漠での激しい追跡劇が繰り広げられます。

砂漠でタジク人の軍閥ラバニに助けを求めますが、彼は金のためにトムを裏切ります。さらに、タリバンの襲撃、CIAの無人偵察機による監視など、様々な勢力がトムを追い詰めます。

幾多の困難を乗り越え、トムとモーはカンダハルの基地にたどり着き、間一髪で輸送機に乗り込み脱出に成功します。ルナも解放され、トムは娘との再会を果たし、モーも家族の元へ帰ることができました。

キャスト

トム・ハリス：ジェラルド・バトラー
モハメド・“モー”・ダウド：ナヴィド・ネガーバン
カヒル：アリ・ファザル
ローマン：トラヴィス・フィメル

製作

本作は、元軍情報部要員のMitchell LaFortuneが自身の経験を基に執筆した脚本を基に製作されました。撮影は、サウジアラビアのアル・ウラーとジッダで行われました。

公開

2023年5月26日に劇場公開されました。

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