カンデオ・ホスピタリティ・マネジメント

株式会社カンデオ・ホスピタリティ・マネジメント：上質と機能性を両立したビジネスホテルチェーン

株式会社カンデオ・ホスピタリティ・マネジメントは、全国でビジネスホテル「カンデオホテルズ」を展開するホテルオペレーターです。2005年7月、株式会社クリードのグループ内ベンチャーとして設立されました。2012年にはMBOにより独立を果たし、現在に至ります。

社名である「カンデオ」は、ラテン語で「光り輝く」を意味し、その名の通り、上質さと機能性を兼ね備えたホテルを目指しています。創業当初はロードサイド型のホテルを中心に展開していましたが、近年は大都市部への進出も加速させています。2023年5月現在、全国に26施設、5,083室のホテルを展開し、さらなる成長を続けています。

カンデオホテルズの特徴

カンデオホテルズ最大の特徴は、全施設（上野公園を除く）にスカイスパを完備している点です。露天風呂、内湯、サウナ、水風呂、ミストサウナを備え、中でもサウナは、ラグジュアリーな空間と開放的な露天エリアでの外気浴が評価され、サウナシュラン2020特別賞を受賞するなど高い評価を得ています。2021年5月からは、外気浴用の椅子（ととのい椅子）を設置し、より快適なサウナ体験を提供しています。

客室は、15㎡～23㎡を基準とした広々とした空間を確保し、大きな窓から自然光が差し込む開放的な設計となっています。また、エントランス、ロビー、廊下など、ホテル全体の空間デザインにもこだわり、日本の伝統技術を取り入れた洗練された雰囲気を演出しています。ロビーには、地域にちなんだモチーフを取り入れたシャンデリアが設置され、各ホテルの個性を際立たせています。大都市部にあるホテルでは、フロントやロビーを客室より上の階に配置しているケースも多いです。

朝食は、地元の食材を使った和洋折衷ビュッフェスタイルを提供。毎日届けられる旬の食材を使用し、各施設ごとに異なるご当地限定メニューも用意されています。日本の食文化を体験できる朝食として好評です。

成長と将来展望

カンデオホテルズは、2024年5月末時点で従業員数491名、売上高245億円規模に成長しています。現在、契約済・建築中のプロジェクトを含めると、28施設5,770室への拡張が確定しており、2025年までに国内外で10,000室の展開を目指しています。大阪エリアでは、2024年6月に枚方市駅前に「カンデオホテルズ大阪枚方」、7月には大阪堂島浜タワーに同社最大の548室を擁する「カンデオホテルズ大阪ザ・タワー」の開業が予定されています。

受賞歴

カンデオホテルズは、その優れたサービスと経営実績から、数々の賞を受賞しています。主な受賞歴は以下の通りです。

2012年：日経ビジネス「世界に誇る、日本の商品100」選出
2012年：日経ビジネス「選ばれるホテル ビジネスパーソン6,500人に聞いたホテル満足度ランキング」第1位
2012年：日経ビジネス「次代を創る100人」に代表取締役会長兼社長 穂積輝明氏選出
2015年：ダイヤモンド経営者倶楽部「マネジメント・オブ・ザ・イヤー 2015」大賞受賞
2017年：日経ビジネス「ビジネスパーソンに聞く後悔しない空港ホテル5000人満足度ランキング ビジネスホテル編」第1位
2020年：サウナシュラン2020 特別賞受賞

まとめ

株式会社カンデオ・ホスピタリティ・マネジメントは、上質な空間と充実した設備、そして快適なサービスを提供することで、ビジネスパーソンを中心に高い支持を得ています。今後も、更なる成長と進化を続け、国内外に「カンデオホテルズ」のブランドを拡大していくことが期待されます。

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