カーディフ中央駅

カーディフ中央駅

カーディフ中央駅（ウェールズ語: Caerdydd Canolog、英語: Cardiff Central railway station）は、ウェールズの首都カーディフに位置する主要な鉄道駅であり、サウス・ウェールズ本線上にあります。この駅は、ウェールズにおいて最も利用者が多く、かつ最大のターミナルです。以前は「カーディフ一・ゼネラル駅」としても知られていました。また、駅舎はイギリスの指定建造物として2級に登録されています。

駅の施設

カーディフ中央駅には、2つの入り口が設けられています。北側のメインエントランスは、メインコンコースにつながっており、セントラルスクウェアに面しています。ここからは、ミレニアムスタジアムなどの重要なランドマークを眺めることができます。

南側の入り口はTresillian Wayに直結しており、近隣には有料の駐車場が248台分用意されています。駅内の主な施設はメインコンコースに集中しています。これにはチケット売り場、自動販売機、ATM、インフォメーションデスク、出発・到着を示す電光掲示板、公衆電話、新聞や食料品を販売する店が含まれています。また、ウェールズで唯一のファーストクラス待合室も設置されています。さらに、英国交通警察が常駐しており、安全対策も整っています。

プラットホーム

カーディフ中央駅には合計で8つのプラットホームがあります。これらは北から順に、0、1、2、3a/b、4a/b、6、7、8の番号が付けられています。特筆すべきは、2番線と3番線の間には通過線が2本存在するものの、カーディフ中央駅を通過する定期旅客列車は全てこの駅に停車する点です。また、3番線と4番線は「A」と「B」セクションに分かれており、これにより複数のローカル列車や特定の大型列車が同時に入線可能です。5番線はかつて存在したホームが撤去された名残で、0番線は1999年に新設された短いプラットホームです。

運用される列車

各プラットホームの運用は次のようになっています。0番線から4番線は、グレート・ウェスタン鉄道とクロスカントリーが運行する長距離列車が発着し、ウェールズ鉄道交通サービスが提供する長距離の普通列車もこれに含まれます。行き先としては、ロンドン・パディントン、ブリストル、バーミンガム、マンチェスター、スウォンジーなどがあります。

それに対して6番線から8番線は、カーディフ・クイーン・ストリート駅やその他の地域へ向かうバレーラインの列車で利用されます。カーディフ中央駅には3つの主要な列車運行会社が乗り入れています。

列車運行の詳細

グレート・ウェスタン・レールウェイ

この運行会社はロンドン・パディントンまでのサービスを1時間あたり2本運行しており、カーディフ中央駅止まりの便も含まれます。所要時間は約2時間10分で、運賃は47.3ポンドです。カーディフからヒースロー空港へは、ロンドン・パディントンでヒースロー・エクスプレスに接続することで、約3時間の所要時間を要します。

クロスカントリー

クロスカントリーは、1時間に1本の頻度でバーミンガム経由でノッティンガムへのサービスを提供しています。あるいは、季節によってマンチェスター行きの列車も延長運行されます。

ウェールズ鉄道交通サービス

この会社は南部と西部ウェールズの都市間を結ぶ頻繁なサービスを運行し、主にチェプストウを経由してスウォンジーや他の地方都市へ向かって運転しています。

まとめ

カーディフ中央駅は、その立地や施設の充実度、さらには多様な交通サービスによって、ウェールズ内外への重要な交通ハブとしての役割を果たしています。旅行者にとって、非常に便利な乗り換え地点であるこの駅は、ウェールズの交通網を支える重要な拠点となっています。

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