カーディフ大学

カーディフ大学：ウェールズの研究拠点

1883年に創立されたカーディフ大学は、ウェールズ首都カーディフに位置する国立大学です。ウェールズ語ではPrifysgol Caerdyddと呼ばれ、イギリスを代表する研究大学グループであるラッセル・グループに加盟しています。

2004年、ウェールズ大学との合併を経て独立したカーディフ大学は、現在、ウェールズ大学と提携関係を維持しています。独立以前は、ウェールズ大学の構成大学として同大学の学位を授与していましたが、2004年以降は、医学部を除き、カーディフ大学独自の学位を授与しています。かつては、University of Wales, CardiffやUniversity of Wales College, Cardiffという名称も使用していました。

研究における高い評価

カーディフ大学は、その優れた研究活動で知られています。1980年代中盤から導入されたRAE（Research Assessment Exercise）、そして後継のREF（Research Excellence Framework）といった研究評価制度において、常に高い評価を獲得してきました。特にビジネススクールは、2008年のRAEではロンドンビジネススクール、インペリアルカレッジ、ケンブリッジ大学に次ぐ第4位にランクインするなど、高い評価を得ています。2014年のREFでも、全学的な評価、ビジネススクールとしての評価においても上位にランクインし、その研究力の高さを示しています。

GW4：研究交流の強化

2013年には、近隣の研究重点大学との研究交流を強化するため、GW4（カーディフ大学、ブリストル大学、エクセター大学、バース大学）が正式に発足しました。この連携により、研究者間の交流や共同研究が促進され、南西イングランドとウェールズの研究水準向上に貢献しています。

著名な卒業生

カーディフ大学は、数々の著名な卒業生を輩出しています。その中には、イギリス労働党の元党首であるニール・キノック氏や、2007年にノーベル生理学・医学賞を受賞したマーティン・エヴァンズ氏などが含まれています。

国際的な連携

カーディフ大学は、世界各国との学術交流にも積極的に取り組んでおり、日本においては北九州市立大学、神戸大学、慶應義塾大学、国際基督教大学、広島大学、明治大学、獨協大学、横浜国立大学など、多くの大学と学術交流協定を締結しています。

まとめ

カーディフ大学は、歴史と伝統を誇る国立大学でありながら、常に革新と発展を続け、国際的な研究拠点としての地位を確立しています。その高い研究水準、著名な卒業生、そして活発な国際交流は、カーディフ大学が世界に誇るべき大学であることを示しています。今後も、ウェールズそして世界の進歩発展に貢献していくことが期待されます。

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