カープっ娘TVの歴史
『カープっ娘TV』は、
1988年の放送開始から
2005年まで、
テレビ新広島で放映されたローカル
ミニ番組です。元々、広島東洋カープに特化した情報を提供し、その中に
天気予報も組み合わせた内容が特徴でした。番組の名前は、カープに関連する情報を持つ魅力的な女子大学生たちが担当することから名付けられました。このように、カープっ娘たちは“カープ女子”の先駆けといえる存在です。
放送内容と形式
1988年4月、番組は『カープとお天気』としてスタートし、5分間の放送でカープの試合速報やシーズン振り返り企画、さらにはウィークリー
クイズなど多彩な企画を展開しました。しかし、実際の放送時間は2分と短く、担当者が初めてのアナウンスに不慣れだったため、早口になったり時間切れで喋り終えられないこともありました。多くの視聴者に親しまれたこの番組は、
2005年3月31日の最終回まで続きました。
最終回では、番組を担当していた3人の
女子大生が視聴者に別れを告げ、17年間の放送に幕を下ろしました。この日の夕方には、別の番組『tssスーパーニュース』の中で最終回を告知する場面もあり、多くのファンに惜しまれながらも閉幕しました。
新たなスタート『カープっ娘TV2』
実に12年後の
2017年1月、番組は『カープっ娘TV2』として復活を果たしました。ただし、今回は『TSSみんなのテレビ』内のコーナーという形で、独立した番組ではありませんでした。このことにより、放送時間は固定されておらず、内容によって変動がありましたが、隊員たちが映えるまぶしい笑顔でカープの情報を伝え続けました。
カープっ娘は、初期はまどか、ゆい、ゆうきの3人で構成されていましたが、番組が進むにつれて
STU48のメンバーも加わり、5人体制へと進化しました。特に記憶に残る出来事として、
2017年9月にはカープが
セントラル・リーグ連覇を達成した瞬間を捉えた番組が、視聴者に感動を与えました。
放送時間と担当者の変遷
『カープっ娘TV』は、月曜日から金曜日まで毎日放送され、通常は午後6時55分から7時までの間で放映されました。しかし、カープの試合中継がある日は放送が中止されることもありました。
一方で『カープっ娘TV2』では、放送が不定期だったため、視聴者はその内容の日程を待ちわびる形になりました。また、メンバーの卒業や変更を経て、番組は引き続き放送されていましたが、
2018年春の番組改編に伴い、『TSSみんなのテレビ』が終了したことにより『カープっ娘TV2』も同時に幕を閉じました。
結論
『カープっ娘TV』とその続編である『カープっ娘TV2』は、広島東洋カープと地元ファンとの重要な架け橋となったことが評価されてきました。カープ情報を届けるだけでなく、当時の女子大学生たちが病気や不安を抱えることのない明るい楽しさをもたらしてくれる存在でした。今後も彼女たちの活躍とカープの躍進が、
広島県民に愛され続けていくことでしょう。