カープランク

カープランク (Kerplunk)

グリーン・デイの2枚目のスタジオ・アルバムである『カープランク』は、彼らのインディーズ時代を締めくくる作品として、1991年にリリースされました。
このアルバムは、バンドの音楽性を大きく飛躍させ、その後の成功への足がかりとなりました。

概要

『カープランク』は、グリーン・デイにとって重要なターニングポイントとなるアルバムです。
前作『39/Smooth』に続き、インディーズレーベル Lookout! Records から発売されました。
このアルバムは、現ドラマーであるトレ・クールが初めて参加した作品としても知られています。
それまでのドラマー、アル・ソブランテに代わり、トレ・クールが加入したことで、バンドのサウンドはよりパワフルでエネルギッシュなものへと進化しました。
2010年夏には、アメリカ国内でのアルバムの売り上げが75万枚を突破、全世界では100万枚を超えるセールスを記録し、その人気を不動のものとしました。

収録曲

1. 2,000 Light Years Away
2. One for the Razorbacks
3. Welcome to Paradise
4. Christie Road
5. Private Ale
6. Dominated Love Slave
7. One of My Lies
8. 80
9. Android
10. No One Knows
11. Who Wrote Holden Caulfield?
12. Words I Might Have Ate
13. Sweet Children
14. Best Thing in Town
15. Strangeland
16. My Generation（ザ・フーのカバー）

アルバムには、グリーン・デイの代表曲の一つである「Welcome to Paradise」の初期バージョンが収録されています。
この曲は後に再レコーディングされ、メジャーデビューアルバム『Dookie』にも収録されました。
また、CD版にはボーナストラックとして、初期の楽曲やカバー曲が追加されています。

メンバー

ビリー・ジョー・アームストロング (ボーカル、ギター、ドラムス (6曲目))
マイク・ダーント (ベース、バッキングボーカル)
トレ・クール (ドラムス、ボーカル (6曲目))
アル・ソブランテ (ドラムス (13-16曲目))

『カープランク』は、ビリー・ジョー・アームストロングのソングライティング能力の高さと、バンド全体の演奏力の向上を示す作品です。
トレ・クールの加入により、バンドのアンサンブルはより強固になり、エネルギッシュでパンキッシュなサウンドが確立されました。

このアルバムの成功は、グリーン・デイがメジャーレーベルと契約するきっかけとなり、その後の世界的ブレイクへと繋がっていきます。
『カープランク』は、グリーン・デイの歴史において、非常に重要な作品の一つと言えるでしょう。

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