カール・メイヤー

カール・メイヤー：『デスパレートな妻たち』の愛すべきトラブルメーカー

カール・メイヤーは、アメリカのテレビドラマ『デスパレートな妻たち』に登場する、リチャード・バージ演じる弁護士です。元妻スーザンとの複雑な関係や、数々の女性との恋愛遍歴で、ドラマに多くの波乱を巻き起こします。日本語吹替は菅生隆之が担当しています。

人物像

カールは弁護士として働きながら、アシュケナジム系ユダヤ人としての背景も持っています。スーザンとの結婚生活では、娘ジュリーをもうけるも、秘書との浮気が原因で離婚に至ります。しかし、離婚後も娘ジュリーとは定期的に顔を合わせ、浮気相手であったブランディと迎えに来るなど、元妻への配慮に欠ける行動が目立ちます。また、女性と別れる際には、寝ている間に手紙を残して立ち去るという、後腐れのなさを重視する一面も持ち合わせています。

シーズンごとの活躍

シーズン1

スーザンとの離婚後、ブランディとの関係を続けるも、ある出来事をきっかけにスーザンとブランディが和解し、ブランディとは破局します。その後、スーザンに復縁を迫るも拒絶され、イーディ・ブリットと交際を始めます。

シーズン2

イーディの家に居候していることが発覚し、スーザンから非難されます。ブリーからは、息子アンドリューからの脅迫について相談を受け、弁護士としてアンドリューを牽制します。イーディと付き合いながらも、スーザンがまだマイクを忘れられないことに嫉妬し、二人が別れた際には傷心のスーザンと関係を持ちます。その後、スーザンに復縁を迫りますが、彼女は医師のロンと交際を始めます。

スーザンが手術を受けることになり、手術費用に困っている彼女のため、イーディに内緒で偽装結婚をします。しかし、指輪と結婚証明書をイーディに見られてしまい、勘違いされてしまいます。ロンに結婚していることとスーザンのマイクへの想いがばれてしまい、偽装結婚のことを説明するために、スーザンの自宅で3人で夕食を共にします。マイクのことは適当に誤魔化しますが、ロンとスーザンが上手く行きそうな雰囲気を感じ取ったカールは、わざと水道管を壊し、配管工であるマイクを呼び寄せ、スーザンとロンを別れさせようとします。

この一件がきっかけで、再びスーザンとマイクが接近し始め、更にマイクがスーザンへのプロポーズ用の指輪を買っているのを目撃したカールは、「安い」指輪を印象付けようと、自宅を放火されたスーザンに一軒家をプレゼントしようとします。しかし、この件でスーザンはマイクへの想いを再認識してしまい、カールの復縁の目論見は崩れてしまいます。

カール・メイヤーは、その無神経さや身勝手さで周囲を振り回しながらも、どこか憎めない魅力を持ったキャラクターです。彼の行動はしばしば騒動を巻き起こしますが、ドラマに欠かせない存在として、視聴者に愛されています。

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