ガゼボ (歌手)

ガゼボ (Gazebo)

ガゼボは1960年2月18日に生まれたイタリアの歌手、彼の本名はパウル・マッツォリーニ（Paul Mazzolini）です。レバノンのベイルートに生まれ、両親はイタリア人外交官とアメリカ人歌手という、多国籍な背景を持っています。音楽キャリアは多岐にわたり、最初はパンクバンドで活動した後、1982年にソロデビューを果たしました。

音楽キャリアの始まり

デビュー翌年の1983年には、ショパンをテーマにした楽曲『I Like Chopin』が大ヒットし、この曲はヨーロッパ各国の音楽チャートを席巻しました。この成功により、彼は世界的な名声を獲得し、ポップスとダンスミュージックのジャンルで活躍を続けました。この曲は日本国内でも人気を博し、小林麻美が松任谷由実による日本語詞でカヴァーした『雨音はショパンの調べ』もヒットを記録しています。

1984年には、一時音楽活動を休止し、軍隊に入隊しましたが、1986年には音楽活動を再開しました。彼の音楽スタイルは、ポップなメロディとキャッチーなリズムに恵まれており、多くのファンから支持を集めています。

ディスコグラフィー

ガゼボのアルバムは、多様なテーマや音楽スタイルを反映したものが多く、以下のような作品があります。

• - Gazebo (Baby Records, 1983)
• - Telephone Mama (Baby Records, 1984)
• - Univision (Carosello, 1986)
• - The Rainbow Tales (Carosello, 1988)
• - Sweet Life (Carosello, 1989)
• - Scenes from the Broadcast (Lunatic, 1991)
• - I Like Chopin: Best of Gazebo (Jimco, 1991) - 日本のみのリリース
• - Greatest Hits (Baby Records, 1992)
• - Classics (RCA Italiana 1994)
• - Portrait (Giungla-BMG Italy, 1994)
• - Viewpoint (Softworks, 1997)
• - Tears for Galileo (Softworks, 2006)
• - Ladies! (iTunes Softworks, 2007)
• - The Syndrone (Softworks, 2008)
• - I Like ... Live! (Softworks, 2013)
• - Reset (Softworks, 2015)
• - Italo by Numbers (Softworks, 2018)

シングルも多数発表しており、特に注目される作品には以下が含まれます。

• - Masterpiece (1982)
• - I Like Chopin (1983)
• - Lunatic (1983) - 小林麻美および北原佐和子がそれぞれカヴァー
• - Dulce Vita (1989)
• - Tears for Galileo (2006)
• - Blindness (2015)

彼の音楽はイタリア国内で特に人気が高く、ポップミュージックのシーンで確固たる地位を築きました。ガゼボの楽曲は多様なジャンルに跨り、今なお新しいファンを魅了し続けています。

まとめ

ガゼボはその独自の音楽スタイルとヒット曲で、80年代から現在に至るまで世界中で愛され続けているアーティストです。特に『I Like Chopin』は、時代を超えて多くの人々の心に響く名曲として語り継がれています。

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