ガチンコ視聴率バトル

ガチンコ視聴率バトル

『ガチンコ視聴率バトル』は、テレビ朝日系列で放送されていた深夜のバラエティ番組で、視聴率を競う内容が特徴です。この番組は、2000年から毎年元日明けの1月3日から4日の深夜から早朝にかけて放送され、若手の芸人やタレントたちが自分の手で制作した短いVTRで勝負します。

企画の概要

番組では、出演者たちはそれぞれ2本の短いVTRを作成し、それを放送する時間帯の視聴率を競い合います。VTRの放送中に、審査員が視聴率の見込みがないと判断した場合、そのVTRは強制的に終了されるという厳しいルールが設けられています。番組は前半と後半に分かれ、各出演者のVTRがそれぞれ放送され、放送順はくじ引きで決定されます。参加者の中には、VTR制作だけでなく、後半ではスタジオでネタ披露を行う芸人もいました。また、フィクションを題材にした企画を放送したり、異なるアプローチで挑戦する者もいました。

翌日の深夜には、短い結果報告番組が生放送され、視聴率トップを獲得したタレントには、翌年のガチンコ視聴率バトルの直前に冠番組を放送する特権が与えられました。

番組の歴史

しかし、2007年には前年に発覚したプロデューサーの不正が波及し、影響を受けた多くの番組が放送中止に追いやられました。この影響で、本番組も2007年度の放送が見送られ、前年に優勝したロバートによる特番だけが放送される形になりました。

出演者とMC

番組のMCを務めたのは久本雅美で、以前は山口智充も担当していました。また、青木さやかは2005年と2006年にゲストMCを務めました。数多くの芸人が参加しており、森三中やカンニング、ロバートなどが優勝経験を持ちます。

レギュラー化の展開

2005年10月3日には、『マチャミナイト ガチンコ視聴率バトル 私がPだ!』としてレギュラー化され、毎週月曜日の深夜に放送されることになりました。この形式では、毎週1人のゲストがプロデューサーとなってVTRを企画・制作するスタイルに変わりました。すると同時に、 MCと芸人が過去や現在の企画を振り返るトークコーナーも設けられました。視聴率は翌日のホームページで発表され、最高視聴率を獲得した者には再び冠番組の権利が与えられるという仕組みもありました。

番組の終息と影響

2006年には特別番組として85分のスペシャルが放送され、視聴者に強い印象を残しました。しかし、続く放送年では様々な事情が重なり、本番組は最終的に終了を迎えることとなりました。『ガチンコ視聴率バトル』のスタイルや形式は、その後の他の番組に影響を及ぼし、深夜バラエティの一つのスタイルを確立することに繋がりました。

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