ガップリ!〜京からよろしく〜

ガップリ!〜京からよろしく〜

『ガップリ!〜京からよろしく〜』は、毎日放送（MBSテレビ）にて2011年11月30日から2012年3月28日まで、毎月最終水曜日の深夜（25:25 - 25:55、日本標準時）に放送されていた紀行バラエティ番組です。京都を舞台に、異なる世代の芸人たちが「温故知新」というテーマのもと、街の魅力や新たな発見を探求する姿を描きました。

番組概要

本番組の最大の特徴は、出演する二組の芸人の組み合わせにあります。年齢やキャリアが異なる二組がペアを組み、互いにしっかりと向き合いながら、古都・京都を巡ります。「温故知新」というキーワードを軸に、歴史あるものと現代的なものを織り交ぜながら、京都の多層的な魅力を浮き彫りにすることを目的としていました。

番組のスタート地点は、京都市にある「よしもと祇園花月」前です。ここから旅は始まりますが、出演者には事前に詳しいロケ内容や行き先は知らされません。代わりに、番組スタッフから手渡される一冊の「しおり」が彼らの行動を導く唯一の手がかりとなります。この「しおり」に記された指示に従い、芸人たちは京都の街を探索し、古い歴史や文化に触れる場所、そして新しいトレンドや現代的な要素を持つ場所を見つけ出していきます。予期せぬ展開や発見が、番組に新鮮な驚きとリアリティをもたらしました。

毎月最終水曜日に放送されるという編成上の特徴もあり、通常同時刻に放送されていた番組（当時の『ニッポン!いじるZ』、後に『全力!銭ナール』）は、本番組が放送される週は休止となりました。

主なスタッフ

番組制作には、多くのプロフェッショナルが携わりました。主な担当者は以下の通りです。

ナビゲーター: てつじ（シャンプーハット）
構成: 小林仁
撮影（CAM）: 前田昌彦（トラッシュ）、神近伸彰
音声: 山崎勝彦、本城宣彰（トラッシュ）
カメラアシスタント（CA）: 浅井淳
マルチオーディオ（MA）: 直田輝彦（トラッシュ）
音響効果（音効）: 片岡幸司
美術: 内田公幸（MBS）
タイトルデザイン: 川原純、保利操（MBS企画）
編集（EED）: 牧原保、徳安悠治（トラッシュ）
編成: 田中将徳（MBS）
宣伝: 北野敦則（MBS）
アシスタントディレクター（AD）: 藤井智章、岩田充弘（ゾフィープロダクツ）
ディレクター: 小林雄志（MBS）
プロデューサー: 岸本孝博（MBS）、田井中皓介（よしもとクリエイティブ・エージェンシー）、上田泰三・紺田啓介（ゾフィープロダクツ）、西本武（ブーム）

製作

本番組は以下の企業によって共同で製作されました。

吉本興業
ゾフィープロダクツ
MBS

制作協力には、トラッシュ、SOUND-K、ブーム、MBS企画、MORE、ビーオネストといった各社が名を連ねています。また、第1回放送では八坂神社の協力も得られました。

使用楽曲

番組のオープニングでは、忌野清志郎の楽曲「温故知新」（UNIVERSAL J）が使用されました。番組のテーマである「温故知新」をタイトルに冠したこの楽曲は、番組の世界観を表現する上で重要な役割を果たしました。

『ガップリ!〜京からよろしく〜』は、短期間の放送ではありましたが、京都を舞台にした紀行バラエティとして、芸人たちの自然なリアクションと京都の魅力を組み合わせたユニークな番組でした。

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