ガラスのメモリーズ

ガラスのメモリーズ

『ガラスのメモリーズ』は、日本のバンドTUBEによる15枚目のシングルで、1992年7月1日に発売されました。このシングルは、前作「夏だね」からわずか2ヶ月後にリリースされた作品であり、発売元はソニー・ミュージックレコーズです。

シングルの概要

ジャケットデザインは、ジャマイカで撮影されたもので、実はこの場所はシングル「夏だね」やアルバム『納涼』にも登場しています。このように、ビジュアルの一貫性を持たせることで、ファンにとっても親しみやすい印象を与えています。

販売面では、前作の「夏だね」を上回るセールスを記録し、1992年度に65.5万枚を売り上げ、その後も売上が伸び、最終的には80万枚以上に達しました。一方で、翌年にリリースされたアルバム『浪漫の夏』にはこのシングル曲が収録されていないため、貴重なシングルとしても知られています。

収録内容

このシングルには、以下の楽曲が収録されています：

1. ガラスのメモリーズ（4:14）
TBS系の人気番組『日立 世界・ふしぎ発見!』のエンディングテーマとしても知られています。
2. 湘南盆踊り（4:17）
このトラックでは、夏の風物詩ともいえる盆踊りがテーマとなっていて、夏の雰囲気を盛り上げる印象があります。
3. ガラスのメモリーズ（Original Karaoke）（4:14）
カラオケバージョンも収録されているので、ファンが歌って楽しむことも可能です。

このシングルは、いくつかのアルバムにも収録されており、以下のような作品に含まれています：

• - TUBEst II
• - TUBEst III
• - Melodies & Memories II（韓国盤）
• - J-Love
• - Best of TUBEst 〜All Time Best〜
• - 35年で35曲 “夏と恋” ～夏の数だけ恋したけど～

参加ミュージシャン

楽曲には、以下のミュージシャンが参加しています：

• - 小野塚晃（DIMENSION）：キーボード
• - 沓野行秀（Riding）：パーカッション
• - 栗林誠一郎：コーラス
• - 響友会：江戸組太鼓（湘南盆踊り）

カバー作品

『ガラスのメモリーズ』は多くのアーティストにカバーされてきました。1992年には、THE RANKIN FILE PROJECTがアルバム『ENGLISH COVERVERSION IN HIT POPS 1』でこの曲をカバーしました。また、2001年には韓国の男性デュオCANが、韓国語の歌詞に置き換えたバージョン『我が人生の春の日は（내생에 봄날은…）』を発表し、アルバム『CAN WITH PIANO』に収録されました。この曲は、韓国ドラマ『ピアノ』の主題歌としても使用されたことがあります。

さらに、2012年に青木隆治がアルバム『VOICE 199X』でこの曲をカバーし、2020年には鬼龍院翔が通販限定アルバム『うたってきりりんぱ 2nd Season』で再度この曲にアプローチしています。

このように、『ガラスのメモリーズ』は多くのアーティストに影響を与え、今もなお愛され続ける楽曲なのです。

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