ガリレオ オリジナル・サウンドトラック

『ガリレオ オリジナル・サウンドトラック』

フジテレビ系ドラマ『ガリレオ』のサウンドトラックとして、2007年11月21日にリリースされたアルバムです。制作はユニバーサルJ、発売・販売元はユニバーサルミュージックが担当しました。

このサウンドトラックは、福山雅治が手掛けた6曲と、菅野祐悟が手掛けた8曲で構成されています。福山雅治がドラマのサウンドトラックを担当するのは、1999年の主演ドラマ『パーフェクトラブ!』以来のことです。また、ドラマ主題歌であるKOH+の「KISSして」のシングルも同時発売されました。

なお、ドラマ内で使用されたものの、本アルバムに収録されなかった楽曲は、翌2008年公開の映画『容疑者Xの献身』のオリジナル・サウンドトラックに収録されています。

収録曲について

アルバムには、以下の楽曲が収録されています。

1. - 2. - 作曲：福山雅治、編曲：福山雅治・井上鑑
2. - 6. - 作曲：福山雅治、編曲：井上鑑
3. - 14. - 作曲・編曲：菅野祐悟

特に注目すべきは、以下の楽曲です。

vs. 〜知覚と快楽の螺旋〜

ドラマのオープニングテーマとして使用された楽曲で、福山雅治にとって初のインストゥルメンタル作品です。ドラマの台本がまだない段階で、原作小説から受けたイメージを基に作曲されました。楽曲はAメロ、Bメロ、サビでギターの音色を変化させ、ディープ・パープルの「ハイウェイ・スター」のフレーズが引用されています。レコーディングは、福山が作成したデモテープに合わせて他のメンバーが演奏を録音し、後から福山がギターを差し替えるという方法で行われました。当初、「VS, 〜知覚と快楽の螺旋」と表記されていましたが、サントラの発売に合わせて表記が変更されました。使用ギターはフェンダー・カスタム・ショップ・ストラトキャスター '57、ギブソン・ES-335（エリック・クラプトン・モデル）、ギブソン・J-50 '59です。この楽曲のライブ音源は、2008年発売の23rdシングル「想 -new love new world-」の初回限定盤BのボーナスCDに収録されています。

覚醒モーメント

「vs. 〜知覚と快楽の螺旋〜」とは対照的に、クールで理知的なイメージで制作された楽曲です。福山自身が楽曲から感じた雰囲気を基にタイトルが付けられました。この曲も「vs. 〜知覚と快楽の螺旋〜」と同様のレコーディング方式で制作されており、ライブ音源は2008年発売のシングル「想 -new love new world-」の初回限定盤Bに収録されています。

その他

アルバムには、「KISSして (jazz ver.)」、「vs. 〜知覚と快楽の螺旋〜 (guitar×piano ver.)」、「覚醒モーメント (mid funk ver.)」、「KISSして 〜epilogue〜 (solo piano ver.)」といった、様々なアレンジが施された楽曲も収録されています。

また、「探偵ガリレオ」「帝都大学」「燃える」「物理学科第十三研究室」「転写る」「霊視る」「湯川学×内海薫」「予知夢」といった、ドラマのシーンを彷彿とさせる楽曲も収録されており、ドラマの世界観を音楽で楽しむことができます。

このサウンドトラックは、ドラマ『ガリレオ』のファンはもちろん、福山雅治や菅野祐悟の音楽ファンにとっても必聴のアルバムと言えるでしょう。

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