ガンガンコミックスアンソロジー

ガンガンコミックスアンソロジー：多様なテーマを彩るアンソロジーコミック

ガンガンコミックスアンソロジーは、スクウェア・エニックスが発行する日本のアンソロジーコミックシリーズです。B6判を基本としつつ、一部新書判も存在します。2006年9月22日に、4コママンガ劇場とスーパーコミック劇場の後継レーベルとして誕生しました。

歴史と変遷

初期はコンピュータゲームを題材とした作品が中心でしたが、2007年の「キラ☆萌えWEB」開設以降、特定の萌え属性をテーマにしたオリジナル作品へとシフトしました。これにより、ゲーム原作アンソロジーの刊行は減少傾向にあります。

編集体制も変化しており、かつてはガンガンパワード編集部が担当していましたが、同誌休刊後は以下の体制となっています。

ゲーム原作・萌えアンソロジー（男性向け）：月刊ガンガンJOKER編集部
コミックアンソロジー極：ガンガンONLINE編集部
萌えアンソロジー（女性向け）：月刊Gファンタジー編集部
歴史アンソロジー：ガンガン戦-IXA-編集部

ゲーム原作アンソロジー

ゲーム原作アンソロジーの多くは「コミックアンソロジーEX.」というタイトルが付き、巻数は「第○集」とカウントされます。代表的な作品は以下の通りです。

ヴァルキリープロファイル2（全二集）
スターオーシャン1 First Departure（全一集）
テイルズ オブ ジ アビス（全四集）
テイルズ オブ デスティニー（全一集）
ドラゴンクエストIX 星空の守り人 4コマ劇場
ひぐらしのなく頃に 語咄し編（既刊第七集）：ひぐらしのなく頃に大賞受賞作の漫画化作品で、装丁が他のEX.シリーズと異なります。

萌えアンソロジー

萌えアンソロジーは、特定の萌え属性をテーマにしたオリジナル作品を集めたものです。パワード誌面や公式サイトで作品募集も行われました。男性向けと女性向けで判型やタイトルに違いがあります。

男性読者向け

B6判で、「○○アンソロジー」というタイトルで統一されています。

妹アンソロジー：表紙はてぃんくる、裏表紙は佳月玲茅。
先輩アンソロジー：表紙は椿あす、裏表紙は佳月玲茅。
女装少年アンソロジー：表紙はTiv。

女性読者向け

新書判で、「コミックアンソロジー ××。」というタイトルで統一され、表紙は全て堀田きいちが担当しています。

コミックアンソロジー 年の差。
コミックアンソロジー 王子。
コミックアンソロジー 制服。

歴史アンソロジー

スクウェア・エニックス戦・漫画大賞を発展させ、三国志、戦国時代、幕末をテーマにした作品を掲載しています。特に戦国時代を重視しており、「戦国アンソロジー部門」が設けられています。

戦国アンソロジー：表紙は七海慎吾。
戦国アンソロジー 弐：表紙は鈴木次郎。
戦国アンソロジー関ケ原 EAST RED（東軍）：表紙は七海慎吾。
戦国アンソロジー関ケ原 WEST BLUE（西軍）：表紙は霜月かいり。
幕末アンソロジー：表紙は水野英多。

コミックアンソロジー極

ホラー、サスペンス、ミステリー、帰宅部、不思議の国のアリスなど、多様なテーマを扱ったアンソロジーシリーズです。

コミックアンソロジー極 ホラー サスペンス ミステリー：表紙は外海良基。
コミックアンソロジー極 帰宅部：表紙は小島あきら。『帰宅部活動記録』のプロトタイプも掲載。
コミックアンソロジー極 不思議の国のアリス：表紙は望月淳。

ガンガンコミックスアンソロジーは、様々なジャンルやテーマを網羅し、多様な作家の作品を楽しめるアンソロジーコミックとして、多くの読者に親しまれています。

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