ガンビア軍

ガンビア国軍は、1965年の創設以来、ガンビアの安全保障を担ってきました。陸軍を主体とし、海軍と空軍（計画段階）で構成されています。兵力は陸軍が約800名、海軍が約70名と小規模ですが、国の防衛に重要な役割を果たしています。

歴史

ガンビア国軍は、その歴史の中で何度か政治的な不安定に見舞われています。1994年には2度のクーデター未遂事件が発生し、2014年にも同様の事件が起きました。これらの事件は、ガンビアの政治情勢と軍の関係の複雑さを示しています。

組織・編制

陸軍

陸軍は、ガンビア国軍の主力です。以下の部隊で構成されています。

歩兵大隊×2
工兵中隊×1
大統領警護中隊×1

これらの部隊は、国土防衛、治安維持、災害救援などの任務を担当しています。

海軍

海軍は、ガンビアの沿岸警備と領海警備を担当しています。バンジュールに基地を置いています。所属艦艇については、ガンビア海軍艦艇一覧を参照ください。

空軍

空軍は、新設計画があるものの、具体的な進展は見られていません。そのため、ガンビア軍が保有する航空機は、陸軍の指揮下にあると考えられています。保有航空機は以下の通りですが、全て非稼働状態にあるとも言われています。

Su-25×1
Il-62M×1
AT-802A×2（農業機をCOIN機に改造）

データ

軍事予算：160万ドル（2006年）
兵役：志願制

関連項目

ガンビア
各国の軍隊の一覧

参考文献

* International Institute for Strategic Studies (IISS), The Military Balance 2008

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