キナン

株式会社キナンの概要

株式会社キナンは、和歌山県新宮市に本社を構える企業で、主に土木・建設機械のレンタル、販売、修理を行っています。また、クリーンエネルギー事業や温浴施設とホテルの運営も手掛ける多角的なサービスを展開しています。

会社の起源と成長

キナンは1974年に設立され、その後1976年には建設機械のリース事業をスタートしました。この業界の中では、早い段階からのリース事業参入で、今では和歌山県と三重県でのシェアがトップクラスを誇っています。さらに、全国展開も進めており、2012年の時点で建設機械レンタル会社では全国において12位に位置づけられています。

事業内容

キナンが扱う機材はダンプトラックや油圧ショベル、さらには環境機器など多岐にわたり、2万点以上のラインナップがあります。特に、高所作業車や橋梁点検車のレンタルには力を入れており、業界内でもトップクラスの品質とサービスを提供しています。

また、株式会社キナンは2004年から温浴事業にも参加しており、温泉施設「熊野の郷」や「アマンディ」を運営しています。これにより、地域住民や観光客に向けた新たな価値を提供し、地域活性化に貢献しています。

経営の理念と受賞歴

キナンは、地元経済や業界の発展に寄与することを重視しています。2006年には和歌山県経営者協会からアントレプレナー大賞を受賞し、地域に活力を与える企業として評価されています。さらに、2010年には会長が日本建設機械レンタル協会の会長に選任され、業界の発展にも貢献しています。

最新の取り組み

最近の取り組みとしては、2016年にICT施工事業部を新設し、ICT技術を活用した施工サービスを提供しています。2020年には三重県に大規模な発電施設「嬉野発電所」を開設し、クリーンエネルギー事業も着実に拡大しています。2021年には日本国内初の大型橋梁点検架台「キナンブリッジ」を建設し、高度なトレーニング環境を提供することで顧客満足度の向上に努めています。

また、2023年にはミャンマーに教育機関「オリオン・キナン」を設立し、日本基準の専門技術を指導しつつ、国際的な人材育成にも取り組んでいます。

沿革

キナンの歴史は、1974年の創業から始まります。1983年には株式会社化を果たし、1984年からは営業所を展開。最新のM&A戦略を通じて事業の拡大を続けています。

• - 1974年: 角口賀敏が紀南建機を創業
• - 1976年: リース部門を発足
• - 1991年: 「株式会社キナン」に社名変更
• - 2004年: 温浴事業に参入
• - 2023年: ミャンマーに教育機関を設立

キナンは、地域の経済活動や環境保護、さらには国際的な人材育成を目指し、今後も成長を続けていくことでしょう。

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