キマグレン

キマグレンについて

キマグレンは、日本の音楽シーンにおいて独自な存在感を放っていた2人組ユニットです。メンバーはISEKI（イセキ）とKUREI（クレイ）の2人で、どちらも1980年生まれです。キマグレンはユニバーサルシグマに所属し、音楽活動やライブイベントを通じ、多くのファンに支持されてきましたが、2015年に解散を発表しました。しかし、2024年の秋に再結成されることが決定しました。

結成の背景

二人が出会ったのは、高校時代、地元逗子のスイミングスクールでのことです。進学や就職のために別々の道を歩むことになりましたが、友人関係は続きました。ある日、KUREIがISEKIに「海の家を一緒にやらないか」と提案したことがキマグレンの結成のきっかけとなります。ユニット名は、ISEKIの「きまぐれ」というソロ活動から派生したもので、「自由に音楽活動をしたい」という思いが込められています。さらに、KUREIが誤って「キマグレン」と記載したことが名づけの直接的な原因となりました。

音楽活動と音遊の運営

音楽活動と並行して、ISEKIとKUREIは「音遊」という会社を運営しています。特に「音霊OTODAMA SEA STUDIO」は、逗子海岸での夏季限定のライブハウスとして広く知られており、これを企画したのも彼らです。2010年には「音霊 OTODAMA FOREST STUDIO」という大規模な野外フェスも立ち上げ、成功を収めました。

彼らの楽曲制作においては「3つのL」（Life・Love・Local）が重要なテーマとなっています。また、ファンは「キマグレンジャー」と呼ばれ、彼らの音楽やライブを通じてコミュニティが形成されています。

短い歴史と大きな足跡

キマグレンは、2005年に結成された後、2006年に自主制作シングル『想い思い』で活動をスタートさせます。続く2008年には、シングル『あえないウタ』でメジャーデビューを果たし、その後は様々なヒット曲をリリースしました。デビュー以来、彼らは多くの音楽賞を受賞し、2015年にはNHK紅白歌合戦にも出場しました。また、逗子駅では『LIFE』が接近メロディに採用されるなど、地域に根ざした活動も展開しました。

解散と再結成の発表

2015年には解散を発表し、キマグレンの活動は一旦幕を閉じましたが、ファンからの支持は続きました。2019年には結成15周年を記念する配信限定アルバムをリリースし、約11年ぶりに『ミュージックステーション』にも出演しました。そして2024年、再結成の発表がなされ、9月には鎌倉でのライブが予定されています。

このようにキマグレンは、友情から始まった音楽の旅をあゆみ続け、再びその音楽を楽しむ機会が訪れることとなりました。これからの活動にも大きな期待が寄せられています。

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