キャッスルヴァニア ロード オブ シャドウ

キャッスルヴァニア ロード オブ シャドウ

基本情報
『キャッスルヴァニア ロード オブ シャドウ』（英: Castlevania: Lords of Shadow）は、コナミデジタルエンタテインメントが2010年10月5日にリリースしたアクションゲームで、プラットフォームはPlayStation 3、Xbox 360、およびPC（Steam）です。日本では2010年12月16日に販売されました。
本作は「悪魔城ドラキュラ」シリーズに属し、これまでの日本での開発から、今作はヨーロッパのコナミが中心となり、スペインのゲームスタジオMercurySteamが制作しました。さらに、本作の監修にはメタルギアシリーズで知られる小島プロダクションが参加しています。

ゲームの概要
このゲームのサブタイトル「Lords of Shadow」は「闇の王」という意味を持ちます。プレイヤーは「ガブリエル・ベルモンド」として遊び、ムチを使って魔物たちを倒しながら進んでいきます。ムチは攻撃以外にも、移動手段としても活用することができます。
2009年のE3で初めて発表され、当初は「MASK」というタイトルでの秘密がありましたが、同年6月には正式に「Castlevania Lords of Shadow」に決定しました。この作品は、過去の作品と関連がなく、「鞭を持った男が敵を倒す」という基本的なアイデアを元に、シリーズをリブートしました。
日本国内での販売前に、海外で100万本以上の出荷を達成し、その後も売上が伸び続けました。

キャラクターとストーリー
本作の主人公、ガブリエル・ベルモンドは燈光教団の戦士で、幼少期の記憶を失っています。彼は、彼に大切な存在である幼馴染のマリーと結婚する直前に彼女を失い、その復讐を誓います。
また、ストーリーの真の黒幕である「ゾベック」というキャラクターは、見かけによらない戦闘技術を持ち、ガブリエルを陰で操る存在でもあります。彼の存在と教団の創設者たちとの関係が物語をさらに複雑にします。

評価と受賞歴
本作は「ファミ通」のクロスレビューでプラチナ殿堂入りを果たし、欧米の「Gamelab2011」では多数の賞を受けています。作曲を手掛けたOscar Araujoは、国際映画音楽批評家協会賞でのオリジナル作曲賞も受賞し、本作は音楽面でも高い評価を受けました。
また、2010年には北米でのコナミのゲームとして最も売れたタイトルであり、ヨーロッパ地域でも好評を博しました。

DLCと続編
2011年にはエンディング後のストーリーを探るダウンロードコンテンツ「Reverie」と「Resurrection」がリリースされ、さらには2013年にこれらのDLCと続編《宿命の魔鏡 HD》や《ロードオブシャドウ2》体験版を収録した特別版が発売されました。

ゲームのサウンドトラック
初回限定版にはサウンドトラックCDが同梱され、アートブックも付属しました。このCDには、本作に使われた多くの曲が収録されています。

まとめ
『キャッスルヴァニア ロード オブ シャドウ』は、悪魔城ドラキュラシリーズの新たな挑戦と位置付けられ、魅力的なキャラクターと深いストーリーがプレイヤーを惹きつける、歴史に残るゲームタイトルの一つとなっています。また、リリース以来、多くのファンを持ち続けるシリーズの基盤を築く作品でもあります。

もう一度検索