キャメロン・スミス (ゴルファー)

キャメロン・スミス（Cameron Smith, 1993年8月18日生まれ）は、オーストラリア出身のプロゴルファーです。

アマチュア時代からプロ転向、そして初優勝

ブリスベンで育ったスミスは、幼少の頃からゴルフの才能を発揮し、全豪ジュニア、全豪アマといった主要なアマチュアタイトルを次々と獲得しました。2013年にプロに転向し、2017年にはヨナス・ブリクストとのコンビでチューリッヒ・クラシック・オブ・ニューオリンズに出場し、プロ初優勝を飾りました（チーム戦）。同年にはオーストラリアPGA選手権でも優勝を果たし、その実力を証明しました。

2020年マスターズでの記録と東京オリンピック

2020年11月のマスターズでは、史上初の4日間全てで60台を記録するという快挙を達成しましたが、ダスティン・ジョンソンに惜しくも及ばず2位となりました。2021年に延期された2020年東京オリンピックでは、オーストラリア代表として霞ヶ関カンツリー倶楽部に出場し、10位という結果でした。

2022年の躍進

2022年は、スミスにとって飛躍の年となりました。セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズでは、34アンダーというツアー新記録で圧勝。さらに、3月のザ・プレーヤーズ選手権では13アンダーで優勝し、ビッグタイトルを獲得しました。そして、7月にセント・アンドリュース オールドコースで開催された全英オープンでは、最終日に64という猛攻を見せ、通算20アンダーで並んでいたキャメロン・ヤングを抑え、悲願のメジャー初制覇を果たしました。この優勝で、スミスはチャンピオン・ゴルファー・オブ・ザ・イヤーの称号を手にしました。

LIVゴルフへの参戦

近年では、LIVゴルフにも参戦し、Ripper GCの一員として活躍しています。2024年にはチーム戦で優勝を経験するなど、新たな舞台でもその実力を発揮しています。

キャメロン・スミスは、その卓越した技術と冷静なプレースタイルで、今後のゴルフ界を牽引する存在として期待されています。

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