キラーコンドーム

『キラーコンドーム』の概要

『キラーコンドーム』（英：Killer Condom）は、1996年にドイツで制作されたホラー・コメディ映画で、原作はラルフ・ケーニッヒによる同名のコミックです。監督はマルティン・ヴァルツが務め、特撮にはユルグ・ブットゲライト、クリーチャーデザインにはH・R・ギーガーが参加しています。これにより、特殊効果と独特のビジュアルが融合した、非常に個性的な作品に仕上がっています。

あらすじ

物語はニューヨークを舞台に展開されます。主人公は巨根を持つゲイの刑事ルイージ・マカロニ（ウド・ザメル）。彼は、コンドームがペニスを食うという衝撃的な事件の調査を進めることになります。事件を追ってホテルに向かう彼は、かつての恋人ボブ（レオナルド）にしつこくつけ回され、意を決して装いの若い美形の男娼ビリー（マルク）と出会い、意気投合します。

しかし、彼らが部屋に入るや否や、事件は急展開を見せます。脱衣した瞬間に、恐ろしい「キラーコンドーム」が現れ、マカロニは片方の睾丸を食いちぎられてしまいます。この衝撃から、彼は復讐心に燃えて「キラーコンドーム」を追い続けることになります。

ある日、自宅で入浴中のマカロニは、突然ボブが包丁を持って現れ、復縁を迫ります。この際、マカロニはボブのバッグに隠れているキラーコンドームに気付くと、その反撃を開始します。彼は性器の代わりにガス管を使い、コンドームを破裂させる作戦に出ます。ボブとの対決を経て、死体の検死を行った結果、キラーコンドームは人工生物であることが判明します。

事件の背後には、マカロニが入院していた病院の女医の存在が。彼女は聖書の教えに固執し、その精神的な動機からキラーコンドームを製造していました。物語は、彼女が隠し持っていたコンドーム工房へと進展し、マカロニは彼女と巨大キラーコンドームとの壮絶な戦闘を繰り広げることになります。

登場人物

• - ルイージ・マカロニ：ウド・ザメル（日本語吹き替え：佐々木梅治）

主人公の刑事で、事件の真相を追い求めます。

• - サム・ハンクス：ペーター・ローマイヤー（日本語吹き替え：梅津秀行）

マカロニの同僚で、彼を支えるキャラクター。

• - ビリー：マルク・リヒター（日本語吹き替え：吉田孝）

マカロニとの出会いが運命を変える美青年。

• - ボブ・ミラー：レオナルド・ランシンク（日本語吹き替え：水野龍司）

マカロニの元恋人で、物語の中で重要な役割を果たす。

製作スタッフ

• - 監督：マルティン・ヴァルツ

緊張感のある演出を担当。

• - 原作・脚本：ラルフ・ケーニッヒ

コミックからの独特なストーリーを構築しました。

• - クリーチャーデザイン：H・R・ギーガー

特異なビジュアルの創造者として有名です。

『キラーコンドーム』は、ホラーとコメディの要素が絶妙に組み合わさった、観る者を引き込む魅力的な作品です。意外な展開とキャラクターたちの関わり合いが見所であり、ユニークな視点から性と愛、暴力を描いています。

もう一度検索