キングコング2 怒りのメガトンパンチ

キングコング2 怒りのメガトンパンチ

『キングコング2 怒りのメガトンパンチ』は、1986年12月18日にコナミから発表されたファミリーコンピュータ用のアクションゲームです。このゲームは、同じくコナミが発売したMSX2用ソフト『キングコング2 甦る伝説』の続編として位置付けられ、1986年に公開された映画『キングコング2』を元にしています。

ゲーム内容

このゲームでは、主人公のキングコングが研究所に捕らわれたレディコングを救出するために戦いを繰り広げます。全9つのステージ（本作では「ワールド」と称される）で構成され、エンディングを迎えた後も2周目、3周目に進むことができるループ式のゲームプレイが特色です。映画版のキャラクターであるエイミィ博士やミッチェルらは登場しません。

ステージ構成

各ワールドは異なったテーマで設計されており、それぞれ対処すべき敵も異なります。

• - ワールド1：前線基地

軍事施設で、戦車やヘリコプターが多数出現します。

• - ワールド2：ジャングル

海があり、魚のような敵も登場。深い森では移動が遅くなる。

• - ワールド3：悪夢の迷宮

研究施設にて怪物タイプの敵が多数存在します。

• - ワールド4：海洋浮上都市

コンビナート基地で、再び戦車が登場。

• - ワールド5：平和な街

市街地で、自動車などが敵として出現します。

• - ワールド6：夜の街

車も敵であり、破壊可能な建物が多数存在します。

• - ワールド7：山岳地帯

即死の可能性のある落下地点が多く、雲を利用して移動することも可能です。

• - ワールド8：近代都市

先のワールド同様、破壊できる建物が多く配置されています。

• - ワールド9：最後の迷宮

隠し通路や壊れる壁を見つけないと進むことができない秘密基地で、レディコングが捕らわれています。

ゲームシステム

本作は1画面ごとに移動するフリップスクリーン方式を採用しており、ライフ制と残機制の両方で進行します。ライフが0になる、または落下するとミスと扱われ、コングの残機が減少する仕組みです。敵の攻撃を受けたり水中にいる間にライフが減少します。

コングはパンチ、踏み付け、岩投げの3つの攻撃方法を持ち、踏み付けは特定の敵には通じないことがあります。また、岩投げは射程がありつつも、飛ぶ軌道が扱いづらいという特徴があります。障害物を壊すことでアイテムが出現し、鍵を集めて最終ボスを打倒することが目的となります。

敵キャラクター

様々な種類の敵キャラクターが登場し、ステージごとに異なる種類が出現します。例えば、スライム、戦車、ドローン型のヘリコプターなどがあります。

ボスキャラクターたちはそれぞれ異なる攻撃パターンを持ち、倒すことで鍵を入手できます。最終ボスであるサイボットコングは特に耐久力が低いですが、攻撃パターンが素早く不規則です。

アイテム

プレイヤーはゲーム中にライフを回復するためのハートや、岩を補充するロックなど、さまざまなアイテムを収集することができます。これらのアイテムは敵を倒すことで出現したり、特定の位置に隠されています。

評価

本作はゲーム雑誌『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票で評価が19.16点（満30点）を獲得しており、「爽快感のあるゲーム」との評価も受けています。

キングコングがレディコングを救出するために繰り広げる冒険を描いたこのゲームは、アクションゲームのファンに愛され続けています。

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