ギャビン・エドワーズ

ギャビン・エドワーズ

ギャビン・エドワーズ（Gavin Edwards）は、1988年1月15日にアリゾナ州フェニックスで生まれたプロバスケットボール選手です。彼は現在B.LEAGUEの宇都宮ブレックスに所属しており、ポジションはパワーフォワードです。エドワーズはバスケットボール男子日本代表にも選出されており、国際舞台でもその実力を証明しています。

経歴

学生時代

エドワーズは、メスキート高校での活躍からそのキャリアをスタートしました。2005-06シーズンには、平均17.5得点、8.5リバウンド、3.3ブロックという好成績を残し、地区での最優秀選手に選ばれたほか、全州のオナラブル・メンションにも名を連ねました。また、高校時代には通算で100以上のブロックショットを記録し、メスキート高校の歴代最高記録となりました。

その後、2006年にコネチカット大学へ進学し、4年間で123試合に出場。大学最終年の2009-10シーズンには、平均10.6得点と6.5リバウンドを記録しました。同大学時代には、後にNBAスターになるケンバ・ウォーカーとチームメイトとして過ごしました。

プロ選手として

2010年のNBAドラフトで指名を受けなかったエドワーズは、サマーリーグに参加。その後、Dリーグのスプリングフィールド・アーマーに加入し、39試合で10.62得点、5.44リバウンドを記録しました。2011-12シーズンにはギリシャのペリステリBCに契約し、19試合で1試合平均9.5得点を挙げました。

2013年に日本のNBLチーム、アイシンシーホース三河と契約し、そこでの活躍が彼のキャリアの転機となりました。エドワーズは2014-15と2015-16シーズンにおいてブロック王のタイトルを獲得し、2014-15シーズンにはチームのリーグ優勝にも貢献しています。2016-17シーズンにはBリーグに移行し、全60試合に出場して平均14.6得点をマークしました。

2020年1月には日本国籍を取得し、2023年6月には千葉ジェッツふなばしから宇都宮ブレックスへと移籍しました。

日本代表歴

エドワーズは日本国籍取得後すぐの2020年2月に日本代表候補に選出されました。FIBAアジアカップ予選や各種強化試合では帰化選手として出場し、2021年の東京オリンピックには日本代表として選ばれました。このオリンピックでは予選リーグの2試合に出場しましたが、肩の負傷のために3戦目はプレーできませんでした。

プレイスタイル

エドワーズの魅力は、そのフィジカルな能力と多才なスキルにあります。206cmの長身を活かし、速攻にも積極的に関与する姿勢や、ゴール近くでの得点力を兼ね備えています。また、アウトサイドショットも持ち合わせており、ポストプレイで勝負する機会は少ないですが、多面的な攻撃が可能です。ディフェンダーとしてもブロック王の実績があり、特にリムプロテクターとしての役割を果たす一方で、ファウルトラブルに見舞われることもあるため、バランスを取る必要があります。

家族

エドワーズの父、アール・エドワーズはアメリカンフットボール選手で、NFLでのプレイ歴があります。彼の家族背景も、スポーツに対する情熱を育んでいる要因かもしれません。

これからもギャビン・エドワーズの活躍から目が離せません。彼のさらなる成長と日本バスケットボールへの貢献が期待されています。

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