ギャビン・シーツ

ギャビン・シーツ：二世の期待を背負うスラッガー

ギャビン・シーツ（Gavin Sheets）は、1996年4月23日生まれ、アメリカ合衆国メリーランド州ボルチモア郡ルーザービル出身のプロ野球選手です。左投左打の一塁手として、MLBのサンディエゴ・パドレスでプレーしています。彼の父は、元プロ野球選手のラリー・シーツであり、二世選手としての注目も集めています。

プロ入り前

高校時代、ギャビンは2014年のMLBドラフトでアトランタ・ブレーブスから37巡目（全体1123位）で指名を受けましたが、契約を拒否し、ウェイクフォレスト大学へ進学しました。大学でのプレーを経て、彼はさらに才能を開花させることになります。

シカゴ・ホワイトソックス時代

2017年、ギャビンはMLBドラフト2巡目（全体49位）でシカゴ・ホワイトソックスから指名を受け、プロ入りを果たしました。契約金は200万ドル。ルーキー級のアリゾナリーグ・ホワイトソックスでプロデビューし、シーズン途中にA級のカナポリス・インティミデーターズに昇格。2チーム合計で56試合に出場し、打率.279、4本塁打、28打点を記録しました。

2018年には、A+級のウィンストン＝セイラム・ダッシュで119試合に出場し、打率.293、6本塁打、61打点の成績を残しました。翌2019年には、AA級のバーミングハム・バロンズで126試合に出場し、打率.267、16本塁打、83打点を記録。オフにはアリゾナ・フォールリーグでもプレーし、着実に成長を遂げました。

2020年は、新型コロナウイルスの影響でマイナーリーグの試合が開催されませんでしたが、オフの11月20日に40人枠に登録され、メジャー昇格への期待が高まりました。

2021年、ギャビンはAAA級のシャーロット・ナイツで開幕を迎えました。6月3日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りしましたが、試合に出場することなくAAA級シャーロットへ送られました。その後、29日に再びメジャーに昇格し、同日のミネソタ・ツインズ戦に「7番・右翼手」で先発出場し、メジャーデビューを果たしました。この試合で前田健太からメジャー初安打を放ち、翌日の同カードではマット・シューメイカーからメジャー初本塁打を記録しました。

2022年には、124試合に出場して打率.241、15本塁打、53打点を記録しました。2023年は118試合の出場と出場試合数は減少しましたが、打率こそ.203と自己最低の成績だったものの、10本塁打、43打点、1盗塁を記録しました。2024年は前年を上回る139試合に出場し、打率.233、10本塁打、45打点、2盗塁を記録。同年オフの11月22日にノンテンダーFAとなりました。

サンディエゴ・パドレス時代

2025年2月8日、ギャビンはサンディエゴ・パドレスとマイナー契約を結び、同年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになりました。また、その日のうちにAAA級エルパソ・チワワズに配属されました。メジャー復帰を目指し、新たなチームで再起を図ります。

ギャビン・シーツは、父の背を追いながら、自身の力でメジャーリーグでの地位を確立しようと奮闘しています。今後の活躍から目が離せません。

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