クイズ!!ひらめきパスワード

クイズ!!ひらめきパスワード

『クイズ!!ひらめきパスワード』は、1985年10月13日から1992年3月29日まで毎日放送（MBS）が制作し、TBS系列で放送されていたクイズ番組です。通称は『ひらめきパスワード』、あるいは単に『パスワード』とも呼ばれています。番組は毎週日曜日の夕方7時から30分間放送され、大きな人気を集めました。

番組の概要

この番組は、先代の『アップダウンクイズ』の後番組として位置付けられました。全1084回の放送を経て終了するまで、さまざまな形式や演出が取り入れられ、多くの視聴者に親しまれていたのです。初期はロート[[製薬]]がスポンサーでしたが、1991年以降は複数社提供に変更されました。番組は放送の全期間にわたってステレオ音声で提供され、音質にもこだわりがありました。

最初の司会者はMBSのアナウンサーである野村啓司氏でしたが、1991年からは俳優の山城新伍氏に交代しました。番組名も『山城新伍のクイズ!!ひらめきパスワード』に変更されました。

視聴者参加型からタレント対決へ

番組は、1986年まで視聴者参加型の形式でした。観客から選ばれた男性と女性のチームが対抗し、各チームに芸能人のキャプテンが加わって競い合いました。競技は、ヒントからキーワードを推理する形で進行し、正解すれば得点が与えられました。

1986年以降はタレント同士の対決に移行しました。その際、板東英二や山咲千里などの人気タレントが出演し、彼らとの軽妙なトークを交えながら進行しました。タレント対決は予測不可能な展開を生み出し、視聴者の興味をさらに引き続けました。

番組のルールと得点体系

視聴者参加型の時代、対抗戦は男性と女性チームに分かれ、適応されたルールに従って進められました。各チームは3名のメンバーと芸能人キャプテンを選出し、得点を稼ぐためにヒントを元に推理を行っていました。後半戦ではタチの良い早押し問題へとシフトし、得点が与えられる構造が強化されました。

得点は、前半戦・後半戦共に正解ごとに異なる点が付与され、例えば第一ブランチの正解時には500点がプレゼントされるなど、参加者の士気を高めていました。また、視聴者参加型の終了後は、タレント同士の早押しに変更され、此方もお楽しみBOXの中身が贈呈されるなど、形式も進化を遂げました。

特番とビジュアルのリニューアル

放送中には特番も行われ、特定の回では豪華なキャプテン陣が顔を揃え、競技はより大規模に行われることがありました。これにより、視聴者は特別なイベントのように楽しむことができました。

番組の視覚的な要素は特に注目され、LEDを使用した電光掲示板は当時としては革新的でした。この掲示板は様々なデータを効果的に表示でき、視聴者の興味を引き続けました。

終了と後続番組

1992年3月29日に『クイズ!!ひらめきパスワード』は放送を終了し、その後を引き継いだのは『さんまのSUPERからくりTV』であり、スポンサーも武田薬品に変わりました。番組終了後に、多くのファンがこの番組の思い出を語り継ぐことで今なお愛され続けています。番組が放送された期間、視聴者と共に多くの思い出が残り、その影響力は現在に至るまで根強く残っています。

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