クイズ!日本語王とは？意味をやさしく解説

『クイズ!日本語王』

『クイズ!日本語王』は、2005年10月から2006年9月までTBSテレビで放送されたクイズ番組です。主に日本語能力を試す内容で、多くの視聴者に愛されました。レギュラー放送終了後も特番として数回放送され、長寿番組となりました。

番組の概要

この番組の主な目的は、一般視聴者が普段使いなれている日本語の中の誤用を見つけ、それを修正することにありました。特に、「日本語チャンピオン決定戦'05」という水曜特番では、関東地区で17.0%の視聴率を記録し、この人気を受けてレギュラー化されたのです。しかし、2006年9月にレギュラー放送は終了し、2007年に特番として3回放送されただけで、その後は不定期放送が続きましたが、2008年以降は新たな放送はありませんでした。

主な出演者

- 司会者: ウッチャンナンチャンの内村光良さんと南原清隆さん。
- アナウンサー: 竹内香苗さん（当時TBSアナウンサー）と、広中雅志さん、長峰由紀さん（TBSアナウンサー）がナレーションを担当。
- レギュラー解答者: 柴田理恵さん、小倉優子さん、梅沢富美男さんなどが参加しました。

番組のルール

前期

番組では、30人の芸能人が「日本語王」を目指し挑戦します。問題は全て選択式で、公式サイトから解答用紙をダウンロードして視聴者も参加できます。また、放送前にはインターネットを使用した事前テストが行われ、その結果をもとに平均点が算出されます。特に南原さんは「ミスター平均点」と呼ばれるほど、その得点が平均的でした。

解答後、得点と順位が発表され、日本語王に選ばれた者には賞金が渡されました。特に、もし同点者が出た場合は賞金が頭割りとなりました。その一方で最下位の者は、次回の出演時に最下位席でテストを受けることになり、緊張感をもたらしました。

後期

後期では、セットが和風に変わり、問題数は減少しましたが、正解数を競う方式に変更されました。レギュラー解答者に特別ゲストが加えられ、一番正解数が多い人が日本語王に選ばれ、主に食べ物の賞品が授与されました。

主要なコーナー

- クイズどっちの日本語ショー: 日常の日本語の使用例に基づいた二択の問題が出題されます。
- クイズ日本語の授業: 日本語に関する講義を行いながら問題が出題されるコーナーです。
- クイズ日本語の旅: ナンチャンがゲストと一緒に旅をしながら問題を出題します。
- 知らないと恥ずかしい日本語: 小学生の教科書に基づいた問題を出題し、正解を小学生がVTRで発表します。

エピソードと特別企画

レギュラー放送の最終回では、小倉優子さんが同点で日本語王に輝いたエピソードが印象に残ります。また、特別企画では、梅沢さんが収録に参加できなかった際、独自のクイズ対決が行われました。

スタッフと制作

この番組は、日本語教育の専門家や制作スタッフが力を合わせて作り上げました。プロデューサーは大久保竜さんが務め、TBSテレビによって制作されました。

放送時間とゲーム版

TBS系列で放送される中で、2006年 12月14日には『クイズ!日本語王』のニンテンドーDS用ゲームが発売され、全年齢対象として楽しまれました。さらに、関連書籍も出版され、評価を受けています。

『クイズ!日本語王』は、ただのクイズ番組にとどまらず、日本語への関心を喚起し、学びの場としても機能しました。視聴者参加型の形式によって、楽しみながら日本語力を向上させる工夫が随所に施され、今でも多くのファンに親しまれています。

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