クイズ地球まるかじり

クイズ地球まるかじり

『クイズ地球まるかじり』は、テレビ東京系列で1983年10月から1994年9月までの11年間にわたって放送されていた人気のクイズ番組です。番組名が示す通り、各国の料理や食材に関するクイズが中心でしたが、番組後期には主に日本国内からの取材が多くなり、内容が変化しました。

番組の変遷

この番組は一時的にそのタイトルから「クイズ」という文字を外し、グルメ紀行番組として放送された時期もありました。しかし、1991年秋以降には『食キングクイズ!地球まるかじり』として再びクイズ形式に戻りました。最初は外国人タレント3名から成る「地球チーム」と日本人タレント3名から成る「まるかじりチーム」のチーム対抗戦が行われ、両チームの総合得点を競う形式でした。最後の方では個人戦にシフトしましたが、エンディングにはテーマ曲も追加され、視聴者にとっても興味深い結末となっていました。

クイズの形式

番組内で出題されるクイズは6問で、書き問題が4問（最終問題を含む）と早押し問題が2問の組み合わせでした。早押し問題では、解答の有無にかかわらずブザーやチャイムが鳴らず、司会者が正解を判定しました。

特に注目すべきは最終問題で、この問題は「一発逆転クイズ」として知られ、初期には外国人が日本食の中から二度と食べたくないものを当てる形式でした。その後、家庭の食卓から出された献立の中で選ぶ形式に変更され、「一発逆転 ごはんですよ〜」という名物企画となりました。このような形式変更は視聴者の興味を引き、番組の寿命を延ばす要因ともなったのでしょう。

点数のシステム

クイズでの得点は通常、クイズの正解・不正解に関わらずBGMは流れませんでしたが、逆転クイズでは電子音やBGMが流れることもありました。最終的に出演者が正解を出すたびに得点が加算され、特に一発逆転時には高得点を取りやすいシステムが目立ちました。

番組のキャストも魅力の一つで、長門裕之が初期の司会を務め、桂文珍がその後を引き継ぎました。その他にも多くの著名タレントが参加し、リポーターとしても多彩な顔ぶれがそろい、観る者を楽しませていました。出題者として出演したタレントやリポーターには、神太郎や塩屋俊、長谷川初範らが名を連ねています。

番組の終了とその後

『クイズ地球まるかじり』は1994年9月に幕を閉じましたが、この番組の人気はその後も衰えることなく、2000年から2001年には『絶品!地球まるかじり』として復活。新しい司会者を迎え、BSジャパンでも放送されました。

音楽とスタッフ

オープニングやエンディングで使用された音楽も多くの視聴者から親しまれました。特にエンディングテーマには米倉利紀の楽曲が用いられ、多くの人に印象を残しました。また、番組のスタッフにも優れた人材が集まり、良質な制作が行われていました。

『クイズ地球まるかじり』は、料理や食文化に親しむことができ、クイズを楽しむことができる番組として、多くの視聴者に支持されました。11年間の放送が終了した後も、その記憶は色濃く残り、番組が持つ食に関する知識や楽しみ方は今後も多くの人に受け継がれていくことでしょう。

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