クイズ庭付き一戸建て

クイズ庭付き一戸建て

『クイズ庭付き一戸建て』は、1994年6月19日に特別番組として放送された後、同年10月から1995年3月までテレビ朝日系列でレギュラー放送されたクイズ番組です。このプログラムは、住まいに関する様々な工夫やアイデアをクイズ形式で紹介し、視聴者に楽しい学びのリソースを提供しました。

概要と放送開始

1994年のパイロット版では、バスツアーを通じて日本全国のユニークな住宅をテーマにした内容が展開されました。出演者たちは、居住空間の工夫や住みやすさに関する情報をクイズとして出題しており、視聴者はそれに対して答える形で参加していました。この初回の放送において、平均視聴率は13.4%を記録し、瞬間最大視聴率は19.9%に達するなど、高い人気を博しました。

このパイロット版の総合演出はこんひろしが担当しましたが、その後のレギュラー版には参加しておらず、出演者も異なるメンバーが揃っていました。

レギュラー版の特徴

1994年10月から始まったレギュラー放送では、毎回3名のゲスト解答者をスタジオに招き、住宅関連の情報をクイズ形式で紹介するスタイルが維持されました。番組では、解答者がクイズに正解するたびに、机の上に置かれた番組ロゴを模した積木を積み上げることができました。各解答者が4つの積木を揃えた場合には、パーフェクト達成賞として豪華な賞品が授与される仕組みになっていました。

制作枠の変更とその影響

本番組が日曜19時台の枠で放送されるようになったことで、制作枠が変更されました。それまでは朝日放送が制作していた枠がテレビ朝日の制作枠に切り替わりました。この時間帯のテレビ朝日制作枠は、旧NETテレビ時代の『続々 珍犬ハックル』以来、32年9か月ぶりという歴史的なものでした。しかしながら、放送終了後は30分番組の放送は行われず、代わりに2時間の特番や1時間番組が制作されました。

そして、朝日放送が制作した枠は木曜19時台後半に移行し、30分のアニメ枠となりました。移行後の枠では『魔法陣グルグル』や『怪盗セイント・テール』といったアニメが放送され、視聴者に親しまれる内容となりました。

司会者とエンディングテーマ

『クイズ庭付き一戸建て』のレギュラー版では、伊東四朗さんと東ちづるさんが司会を務めました。彼らの軽快な進行が番組の雰囲気を明るく保ち、多くの視聴者に支持されました。また、エンディングテーマにはさだまさしの「となりの芝生」がその感動的な雰囲気を引き立てました。

このように、『クイズ庭付き一戸建て』は、視覚の楽しさだけでなく、住まいに関する有益な情報を視聴者に届けることに貢献した番組となりました。

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