クラウス・ズルツェンバッハ

クラウス・ズルツェンバッハは、1965年2月3日にオーストリアのチロル州キッツビュールで生まれました。彼は、1980年代後半から1990年代前半にかけて、ノルディック複合競技においてオーストリアのエースとして国際的な舞台で目覚ましい活躍を見せました。

1984年のノルディックスキージュニア世界選手権では銅メダルを獲得し、その才能の片鱗を早くから示していました。1983/84シーズンからはワールドカップに参戦し、通算14勝を挙げるという圧倒的な強さを見せつけました。ワールドカップの総合順位でも、1987/88シーズンと1989/90シーズンで総合優勝を果たし、1988/89シーズン、1990/91シーズン、1991/92シーズンでは5季連続で総合2位となるなど、常にトップレベルを維持し続けました。

オリンピックにおいても、ズルツェンバッハは素晴らしい成績を残しています。1988年のカルガリーオリンピックでは、個人で銀メダル、団体で銅メダルを獲得し、1992年のアルベールビルオリンピックでは、個人と団体の両方で銅メダルを獲得しました。また、1991年のノルディックスキー世界選手権では、個人で金メダル、団体で銀メダルを獲得するなど、世界選手権でもその実力をいかんなく発揮しました。

引退後、ズルツェンバッハはStamsのスキー学校で理学療法士として働いています。

主な戦績

1984年：ノルディックスキージュニア世界選手権 銅メダル
ワールドカップ：通算14勝
ワールドカップ総合優勝：1987/88シーズン、1989/90シーズン
ワールドカップ総合2位：1988/89シーズン、1990/91シーズン、1991/92シーズン
1988年カルガリーオリンピック：個人銀メダル、団体銅メダル
1991年ノルディックスキー世界選手権：個人金メダル、団体銀メダル
1992年アルベールビルオリンピック：個人銅メダル、団体銅メダル

出典

クラウス・ズルツェンバッハ - 国際スキー連盟のプロフィール （英語）
* クラウス・ズルツェンバッハ - Olympedia （英語）

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