クラブオックス川崎AFC

クラブオックス川崎AFC：歴史と概要

クラブオックス川崎AFCは、神奈川県川崎市に本拠地を置く社会人アメリカンフットボールチームです。Xリーグ2部であるX2に所属し、約40名の部員が在籍しています。部員の出身は多岐にわたり、法政大学や関西大学といった学生一部リーグの卒業生から、未経験者まで幅広い層で構成されています。

チームの魅力の一つは、安斉翼選手のブロック力です。練習は、都内、千葉県、神奈川県の大学グラウンドや、筑波にある農林水産省のグラウンドをローテーションで使用しています。

歴史

チームの歴史は、複数のチームの合併と名称変更を経て現在に至ります。

2009年: 合併初年度は1勝4敗。X3との入れ替え戦は回避しました。
2010年: 春の試合ではクラブブルーサンダースに勝利するも、東亜建設工業クラブ・クレーンズに敗れ、予選グループリーグで敗退。秋の試合では入れ替え戦に勝利しました。
2011年: 春はウォリアーズに敗戦。秋の入れ替え戦で敗北し、X3に降格しました。

沿革

2009年2月、X2リーグに所属していたダイノス近鉄とクラブオックスが合併し、クラブオックス近鉄が発足しました。2010年からは、特定非営利活動法人エルフォスタ川崎の傘下となり、川崎市を拠点とした総合型スポーツクラブを目指し、地域に密着した活動を行う方針のもと、クラブオックス川崎AFCに名称を変更しました。

前身チーム

クラブダイノス近鉄は、さくら銀行ダイノスと近鉄バッファローズが合併してできたチームです。近鉄エクスプレスの企業チームであり、東京に本拠を置いていました。近鉄バッファローズは、プロ野球の近鉄バファローズとは特に関係はありませんでした。

クラブオックスは、三和銀行ラークヒルズとシルバーオックスが合併してできたチームです。

各チームの歴史

三和銀行ラークヒルズ: 1975年創部。「パレスサイドリーグ」で活動後、1984年に東日本実業団リーグに加盟。1986年・1987年に東日本リーグ2連覇を達成。その後、東日本社会人リーグ（現・Xリーグ）に参戦。1993年のブロック戦で優勝。Xリーグ発足の1996年には、ファイナル6トーナメント準決勝に進出しました。しかし、不況の影響で三和銀行の資金繰りが悪化し、X2降格後、2000年にクラブチームへ体制移行しました。
内外衣料製品シルバーオックス: 1975年に棚橋寛衛門が設立したクラブチーム。クラブチームによるリーグ戦で、シルバースターや湖北ファイニーズなどと強豪としての地位を確立し、1986年にはクラブチーム日本一となりました。実業団チームとのリーグ統合後、1990年には1部昇格を果たしましたが、翌年以降は2部に降格しました。
クラブオックス（初代）: 2001年にラークヒルズとシルバーオックスが統合し、「シルバーラークヒルズ」として発足。2006年に「クラブオックス」と改称しました。
さくら銀行ダイノス: 元々は1985年に「三井銀行ブルーウィングス」として発足。1991年に太陽神戸銀行と合併・統合されたことに伴い、「太陽神戸三井ウィングス」（同年のみ）→「さくら銀行ダイノス」（1992年以後）とチーム名が変更されました。東日本リーグ→Xリーグ1部の強豪でしたが、経済不況により2000年にさくら銀行が撤退し、@Bankが協賛したクラブチーム「クラブダイノス・@Bank」となりました。
近鉄バッファローズ: 1977年に学生アメリカンフットボール経験者を中心に、近鉄エクスプレスや近畿日本ツーリストなどの近鉄グループ企業を母体として設立。「パレスサイドリーグ」で活動後、プロ野球（近鉄バファローズ）、ラグビー（現在の花園近鉄ライナーズ）と並ぶ「近鉄グループ第3のシンボルスポーツクラブ」として定着を図ろうとしましたが、1部昇格は叶わず、下位リーグで活動しました。
クラブダイノス近鉄: 2002年、ダイノスがXリーグ（1部）昇格を果たした際、事実上ダイノスを近鉄バッファローズが吸収する形で統合。1年で2部降格となりましたが、その後は2部に定着しました。

クラブオックス川崎AFC（クラブオックス近鉄）

2009年にダイノスとオックスが対等合併し、「クラブオックス近鉄」として発足。その後、特定非営利活動法人（NPO）「エルフォスタ川崎」のアメリカンフットボール部として、「クラブオックス川崎AFC」に改称し、活動を開始しました。

主な選手

#78 OL 安斉翼（追手門学院大学卒）

外部リンク

* クラブオックス川崎AFC公式サイト

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