クランチロール・アニメアワード

クランチロール・アニメアワードとは

クランチロール・アニメアワードは、アニメ配信サービス「Crunchyroll」が主催する、年間で最も優れたアニメ作品を表彰するイベントです。世界中のアニメファンからの投票と、審査員による選考によって受賞作品が決定されます。

歴史

2016年12月に発表され、2017年1月に第1回が開催されました。当初はアメリカ合衆国を中心に人気を集めましたが、近年では日本を含む世界各国からの注目度が高まっています。2023年には初めて日本で開催され、国際的なイベントとしての地位を確立しました。

各回の開催年と主な出来事は以下の通りです。

2017年 (第1回)：500人が参加。審査員にはオースティン・ワトソン、ラショーン・トーマス、ミランダ・サンチェスなどが参加。『ユーリ!!! on ICE』が最多受賞。
2018年 (第2回)：ハリウッドで開催。エリカ・イシイとアンソニー・カルボニが司会。Twitchでライブ配信。クリストファー・サバトに「インダストリー・アイコン賞」が贈られました。
2019年 (第3回)：Twitchのスタジオで開催。クリスティーナ・ヴァレンズエラが司会。南雅彦に「インダストリー・アイコン賞」が贈られました。
2020年 (第4回)：オースティン・ワトソンとCrunchyrollのTim Lyuが司会。『鬼滅の刃』が最優秀作品賞を受賞。和田丈嗣に「インダストリー・アイコン賞」が贈られました。
2021年 (第5回)：ライブストリーミング配信で開催。Tim LyuとCrunchyroll-Himeが司会。『呪術廻戦』が最優秀作品賞を受賞。
2023年 (第7回)：初の日本開催。天城サリーとジョン・カビラが司会。『サイバーパンク：エッジランナーズ』がアニメ・オブ・ザ・イヤーを受賞。
2024年 (第8回)：天城サリーとジョン・カビラが司会。『呪術廻戦』（第2期）がアニメ・オブ・ザ・イヤーを受賞。

ノミネートの条件

アニメ映画賞を除き、ノミネート対象となるアニメーション作品は、以下の条件を満たす必要があります。

1. アニメシリーズであること
2. 日本で制作された作品であること
3. 日本のテレビまたはストリーミングでサイマル放送されていること
4. アメリカ合衆国において合法的に視聴できること

ノミネート作品は、審査員の投票によって選出されます。部門は、過去のファンからの人気や意見に基づいて追加または削除されることがあります。

部門

クランチロール・アニメアワードでは、様々な部門が設けられています。主要な部門は以下の通りです。

Anime of the Year（アニメ・オブ・ザ・イヤー）
最優秀メインキャラクター賞
最優秀助演キャラクター賞
"何としても守らなければならないキャラクター"
最優秀オープニングシーン賞
最優秀エンディングシーン賞
最優秀アニソン賞
最優秀声優賞（日本語、英語、ドイツ語、フランス語、ラテンアメリカ・スペイン語、スペイン語、ポルトガル語、アラビア語、イタリア語）
最優秀監督賞
最優秀美術監督賞
最優秀撮影賞
最優秀アニメーション賞
最優秀作品賞
最優秀継続シリーズ賞
最優秀新シリーズ賞
最優秀オリジナルアニメ賞
最優秀キャラクターデザイン賞
最優秀ドラマ賞
最優秀コメディ賞
最優秀作曲賞
最優秀ファンタジー賞
最優秀アクション賞
最優秀ロマンス賞
* 最優秀スライス・オブ・ライフ賞

過去には、「最優秀主人公」、「ベスト・アンタゴニスト」、「ベスト・ボーイ」、「最優秀少女賞」、「最優秀格闘シーン賞」などの部門も存在しました。

投票方法

クランチロールのアカウントが必要です。投票期間中に、各部門のノミネート作品から1つを選んで投票します。

意義

クランチロール・アニメアワードは、世界中のアニメファンが一体となってアニメを盛り上げるための重要なイベントです。受賞作品は、その年のアニメを代表する作品として、世界中のファンから祝福されます。

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