クリスティアン・ファンベルガー

クリスティアン・ファンベルガー：ロードレース選手

クリスティアン・ファンベルガー（Christian Pfannberger、1979年12月9日 - ）は、オーストリアのユーデンブルク出身の自転車競技選手です。ロードレースを専門としていました。

経歴

ファンベルガーは1999年に世界軍隊選手権のロードレースで優勝。2001年には国内選手権・U-23個人ロードを制覇し、才能の片鱗を見せました。2002年にプロへ転向。

しかし、プロ転向後は、コンチネンタルプロチームなどの地域チームへの所属が長かったため、UCIプロツアー対象レースのような主要レースへの出場機会は限られていました。その間、2006年のオーストリア一周総合3位、2007年の国内選手権・エリートロードレース優勝といった実績を重ねました。

2008年、ファンベルガーはコンチネンタルプロチームであるバルロ・ワールドに移籍。この移籍が彼のキャリアにとって大きな転機となります。アムステルゴールドレース6位、フレッシュ・ワロンヌ9位、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ5位と、春のクラシックレース戦線で目覚ましい活躍を見せました。その勢いのまま、2年連続で国内選手権・ロードを制覇。さらに、世界選手権・個人ロードでは8位入賞を果たしました。

一連の活躍が認められ、2009年シーズンには、大型補強で話題を呼んだカチューシャへの移籍が決定。自身初のメジャーチームでの活動となりました。

ドーピング問題

ファンベルガーのキャリアには、ドーピング問題という暗い影も落ちています。Ed'Sysems ZVVZに所属していた2004年、ドーピング検査で陽性反応が検出され、2004年6月27日から2006年6月26日までの2年間、出場停止処分を受けました。

さらに、カチューシャに所属していた2009年5月6日、同年3月19日に自宅で行われた検査で陽性の疑いが持たれたとして、チームから出場禁止を言い渡されました。この件は、彼の選手生命に大きな影響を与えました。

外部リンク

* クリスティアン・ファンベルガー - サイクリングアーカイヴス（英語）

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