クリストフ・ハルティング

クリストフ・ハルティング：円盤投のドイツ代表、リオ五輪金メダリスト

クリストフ・ハルティング（Christoph Harting）は、1990年4月10日生まれのドイツの陸上競技選手。円盤投を専門とし、その実力は世界トップレベルにあります。ブランデンブルク州コトブス出身。

競技成績

ハルティングは、2016年リオデジャネイロオリンピックで金メダルを獲得し、一躍その名を知られるようになりました。世界選手権には、2013年と2015年の2度出場。2013年モスクワ大会では13位、2015年北京大会では4位という成績を残しています。

人物

17歳で円盤投を始めたハルティングは、身長207cm、体重123kgという恵まれた体格の持ち主。その体格を生かしたダイナミックな投擲が持ち味です。また、彼は警察官という顔も持っており、競技と仕事を両立させています。

兄のロバート・ハルティングも同じく円盤投選手ですが、兄弟仲は良好とは言えません。リオデジャネイロオリンピックには兄弟揃って出場。兄ロバートは予選落ちとなりましたが、クリストフは決勝の最終6投目で68m37のシーズンベストをマークして優勝しました。

勝利の瞬間、他の選手と抱擁して喜びを分かち合う場面は見られたものの、観衆に対してはお辞儀をしただけで、ユニフォームを引き裂くといった兄ロバートのような派手なパフォーマンスは行いませんでした。

しかし、優勝後の記者会見では「2時間もたったのにまだ家族に会えていない」と不満を漏らし、記者にロバートと間違えられたことで会見を打ち切るなど、その態度が物議を醸しました。さらに、表彰式で国歌が流れる中、口笛を吹いていたことがドイツオリンピック委員会の会長やドイツ選手団長から非難され、ドイツの公共放送ARDで公式に謝罪する事態となりました。

物議を醸したリオ五輪

リオ五輪での金メダル獲得は、ハルティングにとって輝かしい功績である一方、その後の言動は大きな波紋を呼びました。彼の行動は、スポーツ選手としてのあり方、そしてオリンピックという舞台における振る舞いについて、改めて議論を呼ぶきっかけとなりました。

今後の活躍

騒動はあったものの、クリストフ・ハルティングの円盤投選手としての実力は疑いようがありません。今後の国際大会での活躍が期待されるとともに、スポーツ選手としての成熟した姿を見せてくれることを願うファンも少なくありません。

主な成績

2016年 リオデジャネイロオリンピック 金メダル
2015年 世界選手権 北京 4位
2013年 世界選手権 モスクワ 13位

関連項目

陸上競技選手一覧
兄弟スポーツ選手一覧

外部リンク

クリストフ・ハルティング - ワールドアスレティックスのプロフィール（英語）

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