クリス・コースト

クリストファー・ロバート・コースト

クリストファー・ロバート・コースト（Christopher Robert Coste、1973年2月4日 - ）は、アメリカ合衆国ノースダコタ州ファーゴ出身の元プロ野球選手（捕手）。右投右打。

独立リーグでの苦労時代、自伝「Hey... I'm Just the Catcher」を出版。2008年3月にはメジャー昇格までの道のりを綴った自伝「The 33-Year-Old Rookie」を出版し、話題を呼んだ。

プロ入りと独立リーグでの苦闘

1995年、独立リーグのブランドン・グレイオウルズでプロ生活をスタート。その後、ファーゴ・ムーアヘッド・レッドホークスと契約。
1998年にはピッツバーグ・パイレーツと契約するも、翌年には解雇され、再びレッドホークスへ。

メジャーへの挑戦と挫折

1999年、クリーブランド・インディアンスと契約。2002年には3AでMVPに輝くも、骨折によりメジャー昇格は叶わず。その後もボストン・レッドソックス、ミルウォーキー・ブルワーズのマイナー球団を渡り歩き、2004年にフィラデルフィア・フィリーズと契約。

2006年、スプリングトレーニングでの活躍が認められるも、開幕直前にロースターから外れる。しかし、マイナーで結果を残し、5月にはメジャー昇格。6月にはメジャー初安打を記録し、打率.328と好成績を残した。

メジャーでの活躍と移籍

2007年は、故障者の代替要員としてメジャーとマイナーを行き来するシーズンとなった。2008年にはカルロス・ルイーズとの併用で98試合に出場。

2009年7月、ヒューストン・アストロズへ移籍。その後、ニューヨーク・メッツ、ワシントン・ナショナルズと渡り歩き、2010年に現役を引退。

引退後

引退後は、母校のコンコーディア大学でコーチを務め、解説者としても活動。2018年からは古巣のファーゴ・ムーアヘッド・レッドホークスのコーチに就任し、2020年より暫定監督、2021年からは正式に監督に就任した。

独立リーグから這い上がり、33歳でメジャーデビューを果たした苦労人。その不屈の精神は、多くの人々に勇気を与えている。

詳細情報

年度別打撃成績

(省略)

背番号

27（2006年 - 2009年途中）
41（2009年途中 - 同年終了）

関連項目

メジャーリーグベースボールの選手一覧 C

外部リンク

選手の通算成績と情報 MLB
* Chris Coste's official web site

もう一度検索