クリス・セドン

クリストファー・ジョン・セドン：国際的な野球キャリアを築いた左腕

クリストファー・ジョン・セドン（Christopher Jon "Chris" Seddon , 1983年10月13日 - ）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ノースリッジ出身のプロ野球選手。左投左打の投手として、MLBを始め、韓国、日本、台湾のプロ野球リーグで活躍しました。

プロ入りとMLBでの挑戦

2001年のMLBドラフトでタンパベイ・デビルレイズから指名されプロ入り。2007年にはフロリダ・マーリンズでメジャーデビューを果たします。その後、シアトル・マリナーズ、クリーブランド・インディアンスと渡り歩き、メジャーでの経験を積みました。

韓国での成功と日本での挑戦

2012年オフには韓国野球委員会（KBO）のSKワイバーンズと契約。2013年には14勝を挙げ、最多勝のタイトルを獲得する活躍を見せました。しかし、契約交渉が決裂し、退団。

2013年12月、読売ジャイアンツと契約し日本球界へ。2014年4月9日の広島戦で初登板初先発。9回2死まで無失点に抑える好投を見せ、来日初勝利を挙げました。この試合で記録した15奪三振は、初登板でのプロ野球新記録となり、外国人選手の1試合最多奪三振数に並ぶ記録となりました。しかし、その後は調子を崩し、同年限りで退団。

台湾でのプレーと韓国復帰

2015年には台湾のCPBLのLamigoモンキーズでプレーした後、SKワイバーンズに復帰。2017年には富邦ガーディアンズでプレーしましたが、同年退団。

選手としての特徴

平均球速は130km/h前半から中盤。スライダー、カーブ、チェンジアップなど多彩な球種を持ち、特にスライダーが決め球でした。球種の多さと、ほとんど同じ投球フォームで投げられる点が強みでしたが、クイックモーションに課題がありました。

タイトルと記録

KBO最多勝利（2013年）
NPB初登板・初先発・初勝利（2014年4月9日、対広島東洋カープ）
NPB初奪三振（2014年4月9日、対広島東洋カープ）
NPB初安打（2014年4月23日、対横浜DeNAベイスターズ）

背番号

59 （2007年）
52 （2010年）
44 （2012年）
10 （2013年）
49 （2014年）
23 （2015年 - 同年途中、2017年）
* 54 （2015年途中 - 2016年）

クリストファー・ジョン・セドンは、その国際的なキャリアと多様な球種で、各国の野球ファンを魅了しました。

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