クルーベ・ナウチコ・カピバリベ

クルーベ・ナウチコ・カピバリベ（Clube Náutico Capibaribe）は、ブラジル北東部、ペルナンブーコ州の州都レシフェに本拠地を置くサッカークラブです。通称ナウチコ（Náutico）として知られ、同州を代表する強豪クラブの一つとして、長年にわたりブラジルサッカー界で存在感を示しています。

1901年にボートクラブとして誕生したナウチコは、1905年からサッカー部門を創設し、競技活動を開始しました。その歴史は100年を超え、ペルナンブーコ州選手権では21回もの優勝を誇るなど、輝かしい実績を積み重ねてきました。特に、同じレシフェを本拠地とするスポルチ・レシフェ、サンタクルスFCとの対戦は、地元ではクラシコ（ダービーマッチ）として大きな注目を集め、白熱した試合が繰り広げられます。

クラブの主な国内タイトルとしては、カンピオナート・ペルナンブカーノ（ペルナンブーコ州選手権）での21回の優勝が挙げられます。初優勝は1934年で、その後、1939年、1945年、そして1950年代から1960年代にかけて黄金期を迎え、数々のタイトルを獲得しました。近年では、2001年、2002年、2004年にも優勝を果たしています。一方で、国際タイトルはまだ獲得できていません。

過去には、多くの名選手や監督がナウチコに在籍しました。監督としては、1980年代にパウロ・エミリオ、ジョゼ・マシア、カルロス・アウベルト、バウミール・ロールスなどがチームを率い、2000年代にはムリシ・ラマーリョ、マウロ・ガウボン、ピンタード、アレッシャンドレ・タデウ・ガーロ、ヴァグネル・マンシーニ、シーラスといった指導者がチームを率いました。近年では、2016年からアレッシャンドレ・ガーロが監督を務めています。

選手としては、GKのマザロッピ（1984年）、ジデオン・リマ・ジ・カストロ（2010-2015年）、DFのマリーニョ・シャガス（1970-1972年）、MFのセルジオ・マノエル（2006年）、FWのジョルジ・メンドンサ（1973-1976年）、ミランジーニャ（1983-1984年）、アラウージョ（2012年）などがクラブの歴史に名を刻んでいます。

ナウチコの公式サイト（ポルトガル語）や、ファンが運営するNauticoNet（ポルトガル語）では、クラブの最新情報や試合結果、歴史に関する情報などを確認することができます。

ナウチコは、ペルナンブーコ州を代表するクラブとして、その歴史と伝統を重んじながら、常に勝利を目指し、ファンと共に歩み続けています。

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