クレイグ・カウンセル

クレイグ・ジョン・カウンセル: プロ野球選手から監督へ

クレイグ・ジョン・カウンセル（Craig John Counsell）は1970年8月21日、アメリカ合衆国インディアナ州サウスベンドに生まれました。彼はウィスコンシン州ホワイトフィッシュベイで育ち、元プロ野球選手として活躍し、現在はMLBのシカゴ・カブスの監督を務めています。カウンセルの愛称は「ザ・チキン」であり、彼のユニークなキャラクターを示しています。

経歴

プロ入りとロッキーズ時代

カウンセルはノートルダム大学から1992年のMLBドラフトでコロラド・ロッキーズに11巡目（全体319位）指名されて入団し、1995年にメジャーデビューを果たしました。初期のキャリアでは彼にとって多くの挑戦が待ち受けていましたが、彼は努力を重ね成長を続けました。

マーリンズ時代

1997年7月、彼はフロリダ・マーリンズにトレード移籍しました。ここでは準レギュラー格としてプレーしましたが、ポジションを確立するまでには至りませんでした。

ドジャース時代

1999年に、カウンセルはロサンゼルス・ドジャースにトレードされました。ドジャースでは主に内野の控え選手として活動し、エリック・ヤングの後ろでプレーしました。

ダイヤモンドバックス時代

2000年3月、彼はドジャースから解雇され、その後アリゾナ・ダイヤモンドバックスに移籍。在籍期間中の2001年には、リーグチャンピオンシップシリーズでMVPを受賞し、チームの世界一に貢献しました。この成功は彼のキャリアにとって重要な出来事となりました。

ブルワーズ時代と復帰

2003年末、カウンセルはミルウォーキー・ブルワーズに移籍し、2004年にはダイヤモンドバックスに復帰。その後、2006年にはブルワーズに再び加入し、選手としての最後を飾りました。2011年には連続無安打記録更新の危機に直面しながらも、現役を引退しました。

監督としてのキャリア

引退後、カウンセルはブルワーズのフロントで編成や育成部門を担当するようになり、2015年には監督に就任しました。彼の指導の下で、ブルワーズは2018年に地区優勝を達成し、その後も強いチームを築いていきました。2020年には監督契約の延長が発表され、チーム再建への期待が高まりました。その後、2023年11月にはシカゴ・カブスの監督に就任しました。彼の年俸は4000万ドルという高額であり、これは現役の監督の中で最高額とされています。

プレースタイル

カウンセルは内野手として二塁手や遊撃手が主なポジションでしたが、内野のどこでも守れる能力を持ち、晩年にはスーパーサブとしての役割も果たしました。バッティングではバッティンググラブを使用せず、選球眼に優れており、その結果出塁率が打率に対して高い傾向にありました。また、独特なバッティングフォームも特徴的でした。

最後に

クレイグ・カウンセルはプレーヤーとしての成功のみならず、監督としても手腕を発揮している選手です。彼の野球に対する情熱と献身は、多くのファンに愛される理由の一端を担っています。

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