クレイ・トンプソン

クレイ・アレクサンダー・トンプソン

クレイ・アレクサンダー・トンプソン（1990年2月8日生まれ）は、アメリカのロサンゼルス出身のプロバスケットボール選手で、現在はNBAのダラス・マーベリックスに所属しています。トンプソンはそのシューティングガードとしてのポジションで知られており、NBA史上最も優れたシューターの一人と広く認められています。彼は、1クォーターでの最多得点記録や、1試合における3ポイントシュート成功数の記録を保持しています。

学生時代

トンプソンは高校時代からその才能が注目され、ミシガン大学やノートルダム大学など、多くの名門校からリクルートされました。彼は、試合に多く出場できる可能性が高いワシントン州立大学を選び、1年生のシーズンから先発を務め、PAC-10のオールフレッシュマンチームに選出されました。2年生のタイミングでグレートアラスカシュートアウトで43点を記録し、最優秀選手に輝きます。さらに、3年生の時には733得点を記録し大学史上の記録となるも、終盤には大麻の不法所持で逮捕され、出場停止処分を受けるというトラブルも経験しました。

NBAキャリア

ゴールデンステート・ウォリアーズ

トンプソンは2011年にゴールデンステート・ウォリアーズから1巡目11位で指名されました。彼は2012-2013シーズンのライジングスターズ・チャレンジに選出され、翌年の成長を期待されました。特に2014-15シーズンにはチームメイトのステフィン・カリーと共にチームをNBA最高の67勝15敗に導き、自身はオールNBAチームに選出されました。

2015年にはサクラメント・キングス戦で37得点を叩き出し、単一クォーターのNBA記録を樹立。続くプレーオフではウォリアーズを1975年以来のNBAチャンピオンに導く大活躍を見せました。2015-16シーズンも華々しい成績を残した彼は、NBAオールスターウィークエンドにて3ポイントコンテストのタイトルを手にしましたが、ファイナルではクリーブランド・キャバリアーズに敗北し、連覇は叶いませんでした。

2016-2017シーズン

2016-17シーズンは、彼のキャリアにおいて重要な転換期となりました。ケビン・デュラントの加入やトレードの噂が飛び交う中、トンプソンは自己最多の60得点を記録。また、NBAファイナルにおいてはクリーブランド・キャバリアーズを相手にチームを勝利に導き、再度チャンピオンの座を掴みました。

2018-2021シーズン

しかし、2018-19シーズンのプレーオフでは大怪我によりシーズンを終えることになり、2020年も再度の怪我に見舞われてしまいました。この時期は非常に厳しいもので、トンプソンは2シーズン連続で全休しました。

大復活

2021-22シーズンには941日ぶりに公式戦に復帰。順調に得点を重ね、特に最終戦では41得点を記録し、復活を印象づけました。

プレースタイル

トンプソンはNBA史上屈指のシューティングガードであり、チームメイトのカリーと共に「スプラッシュ・ブラザーズ」として名を馳せました。彼のシューティング能力は非常に高く、試合ごとに安定した得点を記録します。また、ディフェンスでも優れたパフォーマンスを見せることが多く、対戦相手のエースをマークする役割を担っています。

家族とプライベート

クレイの父親は元NBA選手のマイカル・トンプソンで、兄弟もスポーツ界で活躍しています。彼の出身地であるロサンゼルスを応援しており、愛犬家としても知られています。

主な受賞歴

• - 4× NBAチャンピオン（2015, 2017, 2018, 2022）
• - NBAオールスターゲーム出場（2015-2019）
• - NBAスリーポイントシュートアウト優勝（2016）

トンプソンは、今後のキャリアにおいてもさらなる記録を残すことが期待されています。

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