クレニアムモン

クレニアムモンは、デジタルモンスターシリーズに登場する聖騎士型デジモンです。初出はデジタルモンスターカードゲームで、名前は英語の「cranium」（頭蓋骨）に由来し、その名の通り、体には人間の髑髏を模したレリーフが施されています。

特徴

クレニアムモンは、イグドラシルによってコード操作された「ブラックデジゾイド」の鎧を身にまとったロイヤルナイツの一員です。その外見からウイルス種と誤解されがちですが、実際にはワクチン種の聖騎士型デジモンであり、ロイヤルナイツの中でも特に礼儀正しい性格の持ち主です。完璧主義者であり、イグドラシルから与えられた任務の達成率はロイヤルナイツの中でもトップクラスを誇ります。

戦闘においては、一騎打ちで敵を打ち破ることを信条としており、強敵であればあるほど、その戦いを楽しみます。魔槍「クラウ・ソラス」と魔楯「アヴァロン」をブラックデジゾイドから生成し、巧みに操ります。

基本データ

世代: 究極体
タイプ: 聖騎士型
属性: ワクチン
必殺技: エンド・ワルツ
得意技: ゴッドブレス
装備: 魔槍クラウ・ソラス、魔楯アヴァロン
所属: ロイヤルナイツ

技

ゴッドブレス: 魔楯アヴァロンから鉄壁の全方位防御を発動し、3秒間あらゆる攻撃を無効化します。
エンド・ワルツ: 魔槍クラウ・ソラスを高速回転させ、超音速の衝撃波を放つ技。この衝撃波を受けた者は、データが粉砕されるまで踊り続けるという恐ろしい技です。

X抗体版

X抗体を得たクレニアムモンは、全身のブラックデジゾイドの鎧がさらに禍々しく、そして頑強になります。防御力が向上し、生半可な攻撃では相手を傷つけることすら困難です。そのため、魔楯アヴァロンを背中に仕舞い、強化された魔槍クラウ・ソラスを変形させ「究極戦十剣ダインスレイヴ」として使用します。

必殺技:
グランドグリーズル: 両腕のブレードをトマホークのように投擲します。
ヒャズニング・ワルツ: ダインスレイヴを光速で回転させ、周囲3キロメートルの目標物を灰燼と化します。攻撃を受けた者は、何が起こったのか認識することなく消滅すると言われています。

登場作品

デジモンセイバーズ:
イグドラシルの人間界破壊の決断に従いますが、内心ではその方針に疑問を抱いています。大とアグモンに試練を与え、彼らの覚悟を認め通行を許可します。その後、世界間の衝突を食い止め、イグドラシルに造反。事態収束後は、デジタルワールドへ帰還します。
デジモンクロスウォーズ (漫画):
クロスハート・ブルーフレア連合軍の援軍として登場し、ムゲンドラモンたちの侵攻を食い止めます。最終決戦後もデジタルワールドに残留しています。
* デジモンストーリー サイバースルゥース:
ドゥフトモン率いる強硬派の一員として登場。エグザモンにエネルギーを供給する中核を守護し、主人公と対決します。人間を憎みきれない迷いが敗因となり、消滅します。

クレニアムモンは、その忠義心と実直さ、そして圧倒的な戦闘能力で、多くのデジモンファンを魅了する存在です。

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