クロスファイア (オンラインゲーム)

クロスファイア

『クロスファイア』（クロスファイア、英: Cross Fire）は、韓国のゲーム開発会社であるスマイルゲートが開発したオンラインマルチプレイファーストパーソン・シューティングゲーム（FPS）です。このゲームは、特にアジア地域を中心に、多数のプレイヤーに支持されました。韓国国内外の日本、中国、ベトナム、フィリピン、そして北米や英国でもサービスが展開されており、広がりを見せています。

日本におけるサービスはアラリオから始まり、その後UtoPlanetが運営する形に変わりました。2008年2月23日にオープンサービスが開始された後、同年5月1日には正式サービスが最近され、多くのプレイヤーが参加しました。しかし、様々な理由から2018年3月31日にはサービスが終了し、長い歴史を閉じることとなりました。

沿革

『クロスファイア』は2008年にオープンサービスが始まり、順調にアップデートが重ねられ、多様なゲームモードや機能が追加されました。特に、クランサーバや観戦モードの導入はプレイヤーのコミュニケーションを活性化させました。また、デスマッチモードやバウンティモードなどの新たなプレイ方法も実装され、プレイヤーを飽きさせない工夫が施されていました。

2010年には初の世界大会も開催され、国を越えた熱い戦いが繰り広げられました。これにより、ゲームコミュニティがさらに広がり、プレイヤー数の増加にも寄与しました。特に日本では、登録ユーザーが100万人を超える盛況ぶりを見せていました。

しかし、2018年にはサービス終了が発表され、多くのファンがその歴史の幕を閉じることに涙を流しました。

ゲームの概要

『クロスファイア』のストーリーは、テロリストとの戦闘を描いたもので、プレイヤーはテロ鎮圧を任務とする傭兵部隊「GLOBAL RISK (GR)」と、金のために何でもする国際テロリスト部隊「BLACK LIST (BL)」のどちらかに所属し、戦闘を行います。

ゲームモード

ゲームは多岐にわたるモードが用意されており、特に人気があるのはチームデスマッチ、ゴーストモード、そしてエスケープモードです。これらのモードはプレイヤーが自分のスタイルに合わせて選べるため、様々な戦略が生まれます。例えば、デスマッチモードでは、プレイヤーは複数のマップから選び、KILLカウントまたは時間制で戦うことができます。

また、武器システムも魅力的で、アサルトライフルやスナイパーライフルをはじめとした、多彩な武器がプレイヤーの戦略や好みに応じて選べます。この設定により、プレイヤーは自分だけの武器や戦術を構築し、対戦を楽しむことができます。

プレイヤー人口とメンテナンス

サービス最盛期には、日本国内で130万人を超えるプレイヤーが参加し、中国では400万人の同時接続者数を記録するなど、驚異的な人気を誇っていました。

メンテナンス体制も整っており、毎週木曜には定期メンテナンスが行われる一方で、必要に応じて臨時のメンテナンスも実施されるなど、プレイヤーに配慮した運営がなされていました。

結論

『クロスファイア』は、そのユニークなコンセプト、魅力的なゲームモード、そしてプレイヤー同士の競争や協力が楽しめるプラットフォームを提供し、FPSゲームの一時代を築きました。多くのプレイヤーにとって思い出深いゲームとなっており、その影響は今もなお、多くのゲームに引き継がれています。

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