アラリオ

アラリオ株式会社の概要と歴史

アラリオ株式会社（英名: Arario Corporation）は、過去に存在した日本のオンラインゲーム運営会社です。この会社は、NHNの社員が中心となり、日本のユーザーに向けた魅力的なサービスを提供するために設立されました。社員の多くが元NHNのメンバーであり、同社の企業理念には「インターネットサービスの創造を通して、世界や人とつながる楽しみを提供し、社会に貢献する」という思想が掲げられています。

2012年7月31日、韓国のオンラインゲーム企業YDオンラインに買収され、子会社となりました。設立から数年後の2011年7月には沖縄に新たなセンターを開設し、2015年4月には本社を新宿区に移転しました。

アラリオの主な事業内容は、国内におけるオンラインゲームのサービスやスマートフォン向けのゲームアプリの運営・開発です。しかし、2021年4月30日の午前11時にすべてのオンラインサービスを終了し、同年5月31日には問い合わせに関する対応も終え、会社としての業務を停止しました。

沿革

アラリオの設立から業務停止までの主な沿革は以下の通りです。

• - 2007年6月：アラリオ株式会社が設立されました。
• - 2008年：この年は多くのオンラインゲームを開始しました。「ドリフトシティ」や「クロスファイア」がその代表例で、特に「クロスファイア」は日本初の潜入型FPSとして人気を博しました。
• - 2011年：この年の7月にはいくつかのゲームがサービスを終了しました。特に「Let’sブラウザ経営」といったゲームが当時の流行を反映したタイトルとなっています。
• - 2012年：YDオンラインによる買収が行われた後、様々な新しいゲームが投入されました。特に、「ソウルマスター」や「エコルタクティクス」などが多くのユーザーを惹きつけました。
• - 2013年：アラリオは新作ゲームの開発を続け、「激突!クランウォーズ」や「そしてキミは魔王になった」といったソーシャルゲームにも力を入れるようになりました。
• - 2015年：この年は事業縮小が進む中で、いくつかの重要なタイトルのサービスが終了しました。
• - 2021年：ついに全てのオンラインサービスが終了し、アラリオはその活動に幕を閉じました。

オンラインゲームの特徴

アラリオが運営していたオンラインゲームは、PCゲームに対してアイテム課金制を採用していたのが特徴です。主なタイトルとしては「エターナルシティ2」や「蒼天」、「プリストンテール」があり、どれもユーザーからの人気を集めていました。また、スマートフォン向けのゲームとしては「ラインゼータ」や「激突!クランウォーズ」が提供され、幅広いプレイヤー層をターゲットとしていました。

まとめ

アラリオ株式会社は、設立から数年間にわたり、日本市場に特化したオンラインゲームを提供し、多くのユーザーを楽しませていました。しかし、様々な業界の変化の中で事業が縮小し、最終的には2021年に全てのサービスを終了しました。その歴史は、多くのゲーマーに記憶され続けるでしょう。

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