クロヒョウ2 龍が如く 阿修羅編

クロヒョウ2 龍が如く 阿修羅編

『クロヒョウ2 龍が如く 阿修羅編』（クロヒョウツー りゅうがごとく あしゅらへん）は、2012年3月22日にセガからリリースされたPlayStation Portable向けのアクションゲームです。キャッチコピーは、「失った誇りは 戦って取りもどせ！」です。

概要

物語は前作から約一年半後に設定されており、舞台は東京の神室町と、前回の「龍が如く2」以来再登場となる大阪の蒼天掘です。シリーズのキャストには変更があり、右京龍也役はドラマ版で同役を演じた斎藤工が担当することとなりました。また、高知東生、要潤、大杉漣などの著名な俳優が主要キャラクターに名を連ねています。さらに、アイドルグループのメンバーが声を担当するキャバクラ嬢たちも登場し、ゲーム内でのリアルな表現が向上しています。

本作はまた、MBSとTBS系列で深夜ドラマとして放送され、前作に続いて物語が展開されます。また、GREEの『龍が如くモバイル for GREE』と連携している点も特徴で、前作のクリアデータがあると特典が得られる仕組みも採用されています。この作品は、クロヒョウシリーズにおける完結作の位置づけとなっており、以降新作はリリースされていないことも注目のポイントです。

ゲームシステム

バトル

バトルシステムは前作の喧嘩バトルを踏襲しつつも、多様な新機能が追加されています。その中でも特に目を引くのが、敵を掴んで任意の方向へ投げ飛ばすことができるようになった点です。これにより、オブジェクトにぶつけてダメージを与えたり、強力な攻撃を行ったりすることが可能です。前作から続投している「スタイル」も、相撲やパンクラチオンなど新たなスタイルが追加され、より複雑で多様性のある戦闘が楽しめるようになっています。また、「我流」というスタイルが新登場し、これまで習得した技を自由に組み合わせて使用することができます。

さらに、レベルアップシステムは変更され、能力値のポイントを自由に振り分けることでキャラクターを強化できるようになりました。これにより、単純な道場での修行から解放され、プレイヤー自身の戦略に則った強化が可能になっています。

プレイスポット

前作の要素を引き継ぎつつ、新たに「麻雀」や「パチスロ」、「ゴルフ」などのミニゲームが追加され、特に麻雀はオンラインでの対戦が可能になりました。また、カラオケが従来の連打ゲームからリズムゲームへの変更も行われ、趣向の変化が楽しめます。アルバイト要素も健在で、キャバクラや大阪ならではのアルバイトが新たに追加されています。さらに移動がスムーズになるタクシー機能も新設され、その利便性が向上しました。

ストーリー

物語は、かつて「ドラゴンヒート」として知られる右京龍也がアメリカの格闘場で武者修行をするところから始まります。彼はそこでの経験を経て、帰国してプロボクサーとして華々しい未来を目指すはずでしたが、心の中には不満が渦巻いていました。その思いを振り切るように神室町へ戻った彼は、そこでドラゴンヒートの若いファイターと出会い、かつての情熱を思い出します。

だが、ドラゴンヒートは新たに進出してきた地下格闘団体「阿修羅」によって存続の危機に直面していました。龍也は仲間たちや、かつての戦いを懸けた死闘を守るため、再びリングに立つことを決敢に選びます。その背後では、神室町全体を巻き込む大きな野望が動き出しているのです。

登場人物

ゲーム内には多くの魅力的なキャラクターが登場します。ドラゴンヒートのメンバーやライバル、さらには様々なサブキャラクターたちが、物語を彩ります。

音楽

主題歌には湘南乃風の「Born to be WILD」が起用され、作品の雰囲気を一層高めています。

本作は、魅力的なストーリーと多彩なゲームシステムにより、プレイヤーに新たな体験を提供しており、シリーズのファンには必見の内容となっています。

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