クーロ・トーレス

クーロ・トーレスこと、クリストバル・エミリオ・トーレス・ルイスは、1976年12月27日にドイツ・アーレンで生まれた元サッカー選手、そして現在はサッカー指導者として活躍しています。スペイン国籍を持ち、スペイン代表としてもプレーしました。主にDF（右サイドバック、左サイドバック）をポジションとしていました。

生い立ちとクラブでのキャリア

クーロ・トーレスの両親はアンダルシア地方、グラナダ県の出身です。しかし、仕事の都合で西ドイツへ移住し、クーロはそこで生を受けました。幼少期にスペインへ帰国し、カタルーニャ州に定住しています。

キャリアはグラマネットUEAでスタートし、1997年にバレンシアCFと契約を結びました。バレンシアCF・メスタージャでの2シーズンを経て、1999-2000シーズンはレクレアティーボ・ウェルバへ、2000-01シーズンはCDテネリフェへレンタル移籍を経験しました。CDテネリフェでは、ミスタやルイス・ガルシアと共にプレーし、ラファエル・ベニテス監督の下、チームの主要メンバーとしてプリメーラ・ディビシオン昇格に大きく貢献しました。

2001年にバレンシアCFへ復帰すると、ベニテス監督の下で中心選手となり、2001-02シーズンと2003-04シーズンにはリーガ・エスパニョーラで優勝。2003-04シーズンにはUEFAカップも制覇しました。しかし、2005年初頭から怪我に悩まされるようになり、2006-07シーズンは17試合に出場したものの、エミリアーノ・モレッティの控えとしての出場が主でした。

2007-08シーズンには、プリメーラ・ディビシオンへ昇格したばかりのレアル・ムルシアへレンタル移籍しましたが、再びフィジカルの問題に苦しみ、リーグ戦の出場は2試合に終わりました。レアル・ムルシアはセグンダ・ディビシオンへ降格し、バレンシアCFへ復帰しましたが、ミゲル・モンテイロの控えというより、ヘドヴィヘス・マドゥロよりも序列が下となり、2008-09シーズンは1試合の途中出場のみに終わりました。

2009年7月27日、セグンダ・ディビシオンのジムナスティック・タラゴナへ移籍しましたが、2009-10シーズンはリーグ戦、カップ戦ともに出場機会を得られず、チームも18位と低迷しました。2011年1月にはボルハ・ビゲーラとアレックス・ベルガンティニョスがレンタルで加入し、クーロ・トーレスは契約を解除されました。

スペイン代表としての活躍

2001年11月14日、ウエルバで行われたメキシコ代表との親善試合でスペイン代表デビューを果たしました。2002年には、2002 FIFAワールドカップに出場するメンバーに選出され、グループリーグの南アフリカ戦にフル出場しました。スペイン代表としては、国際Aマッチに5試合出場しています。

指導者としてのキャリア

引退後は指導者の道へ進み、2014年4月7日にバレンシアCF・メスタージャの監督に就任。その後、2017年7月2日にロルカFCの監督、2018年9月20日にNKイストラ1961の監督、2018年11月19日にコルドバCFの監督を歴任しました。指導者として、その経験と知識を活かした手腕を発揮しています。

獲得タイトル

リーガ・エスパニョーラ: 2回 (2001-02, 2003-04)
UEFAカップ: 1回 (2003-04)
* UEFAスーパーカップ: 1回 (2004)

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