ヘドヴィヘス・マドゥロ

ヘドヴィヘス・エドゥアルド・マルティヌス・マドゥロ（Hedwiges Eduard Martinus Maduro、1985年2月13日 - ）は、オランダ・フレヴォラント州アルメレ出身の元サッカー選手。

父親はオランダ領アルバ、母親はキュラソー島の出身というカリブ海の血を引く。

クラブキャリア

2003-04シーズンにはアヤックスで最も将来を嘱望される選手に選出。2005年2月27日のローダJC戦でプロデビュー。アヤックスではKNVBカップ2連覇、ヨハン・クライフ・シャール3連覇に貢献。リーグ優勝は果たせなかったものの、公式戦105試合に出場し、11得点を記録した。

2008年1月中旬、クーマン監督がバレンシアCFの監督に就任すると同時に、マドゥロもバレンシアへ移籍。移籍金は300万ユーロ。1月27日のUDアルメリア戦でデビュー。シーズン終了まで11試合全てに先発出場したが、チームはリーグ10位に終わった。コパ・デル・レイでは決勝に進出したものの、クーマン監督解任後は出場機会が減少し、決勝戦はベンチから見守ることとなった。エメリ監督就任後は、負傷者や出場停止者の影響で出場機会を得て、右サイドバックなど様々なポジションで活躍。2009年4月25日のFCバルセロナ戦で移籍後初得点を挙げた。ラウル・アルビオルが絶対的なレギュラーだったため、アレクシス・ルアーノやカルロス・マルチェナなどとポジションを争い、2008-09シーズンは公式戦30試合以上に出場した。

2012年6月、バレンシアとの契約を満了し、セビージャFCへ移籍。

2014年1月2日、ギリシャ・スーパーリーグのPAOKテッサロニキへ移籍。

代表キャリア

プロ入りからわずか1ヶ月でオランダ代表に招集。2005年のFIFAワールドユース選手権では主将を務めた。2005年3月にはオランダA代表に初招集され、同月26日の2006 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選ルーマニア戦で代表デビュー。ファン・バステン監督によって2006 FIFAワールドカップ本大会のメンバーにも選出され、グループリーグのアルゼンチン戦に4分間出場した。

2007年までにオランダA代表として12試合に出場。UEFA U-21欧州選手権に出場し、U-21イスラエル代表との開幕戦で大会初得点を記録。チームは準決勝まで勝ち進み、北京オリンピックの出場権を獲得。準決勝のU-21イングランド代表戦ではPK戦の末に勝利し、決勝ではU-21セルビア代表を破って優勝。大会ベストイレブンに選ばれた。

タイトル

アヤックス
KNVBカップ：2005-2006, 2006-2007
ヨハン・クライフ・シャール：2005, 2006, 2007

バレンシアCF
コパ・デル・レイ：2007-2008

U-21オランダ代表
UEFA U-21欧州選手権：2007

国際Aマッチ18試合0得点（2005年-2011年）

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