グッドバイ/ユリイカ

サカナクションシングル『グッドバイ/ユリイカ』について



『グッドバイ/ユリイカ』は、人気バンドサカナクションの9枚目となるシングルで、2014年1月15日ビクターエンタテインメントからリリースされました。このシングルはバンドにとって初めての両A面シングルであり、ファンにとっても特別な意味を持つ作品です。

約1年の間を経てリリースされた本作は、初回限定盤と通常盤の2つの形式で販売されました。初回限定盤はブックレットが付属する特別仕様で、さらに限定DVDもセットになっています。サカナクションのファンにとっては、手に入れたいアイテムとなりました。

このシングルの中でも特に注目されるのが、『グッドバイ』のリミックスバージョンです。2015年にはNHKスペシャル『NEXT WORLD 私たちの未来』のテーマソングとして提供されました。これにより、楽曲の新たな解釈が生まれることになり、視聴者の心に残る印象を与えました。

ミュージックビデオと初オンエア



『グッドバイ』は、テレビゲーム『ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス』のCMソングとしても使用されています。シングルの発売日と同日にミュージックビデオが公開され、これは監督ショウダユキヒロによるもので、彼がサカナクションとコラボレートしたのは初めての経験です。ミュージックビデオでは、バンドの演奏シーンだけでなく、「グッドバイ」をテーマにした男女の切ない物語が描かれており、視聴者に強い感情を抱かせる映像作品です。

また、サカナクション2014年1月17日に放送された音楽番組ミュージックステーション』に出演し、「グッドバイ」を初披露しました。この出演は、バンドの人気をさらに高めるきっかけとなりました。

トラック詳細



もう一方のA面「ユリイカ」は、映画『ジャッジ!』のエンディング曲として使われました。同曲のミュージックビデオは、2013年12月28日に公開され、監督は山口保幸が担当。彼にとってサカナクションの楽曲を手がけるのは4度目のことですが、前衛的な映像が特徴的です。裸の人々が描かれるアーティスティックな演出と、東京の風景が映し出されることで、観る者を惹きつける内容となっています。

このシングルには、発売にあたってのさまざまな興味深いエピソードも存在します。元々は東進ハイスクールのCM用に「さよならはエモーション」という楽曲が考えられていたものの、その後「グッドバイ」と「ユリイカ」の両A面シングルとしての制作が決まりました。

また、サカナクションのボーカリスト山口は、この楽曲を作る際に解散を考えたほどまでの強い感情を抱いていたと語っています。彼は、この2曲は特別であり、次の楽曲を制作するためには大きなモチベーションが必要だったと振り返っています。

まとめ



このように、『グッドバイ/ユリイカ』はサカナクションの音楽的な成長とスタイルの変化を感じることができるシングルです。音楽だけではなく、そのビジュアルやストーリーが織りなす情緒に触れることで、より深く彼らの作品を楽しむことができるでしょう。

もう一度検索

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。