グッドモーニングジャパン

グッドモーニングジャパンの概要

『グッドモーニングジャパン』は、1990年4月2日から6月29日までの期間、フジテレビ系列で放送された朝の情報番組です。放送時間は月曜から金曜の午前7時から7時45分までの約45分間で、主に若者をターゲットにした内容が特徴でした。

番組の特徴と出演者

この番組はアメリカンスタイルを意識しており、メインキャスターにはキャプテン・ジョージ（現 ケビン・クローン）、泉本教子（現 泉本のり子）、川村ティナなどが起用されていました。その他にも椎名桂子や具志堅ティナ、戸田研一郎（現在は研音社長）といった多様な顔ぶれが出演していました。特に目を引くのは、乙女塾というコーナーで放送された『おはよう乙女塾』で、若者に向けた華やかなトピックが展開されていました。

視聴率と終了

放送開始当初は意気込んでスタートしましたが、同時間帯に強力なライバルが存在していました。NHKの『モーニングワイド』や日本テレビの『ズームイン!!朝!』などは、既に多くの視聴者を獲得しており、この影響により『グッドモーニングジャパン』は思うように視聴率を伸ばせませんでした。その結果、わずか1クール（約3か月）で番組は終了を余儀なくされました。そして後番組には荻島正己を迎えて、よりオーソドックスな形での『アンテナホット7』へと移行しました。

新しい試み

本番組では、在京キー局の朝番組としては初めてカスタム時刻表示が導入されました。時報は数分ごとに色が変わるカラフルな表示が左上に表示され、視覚的にも新たな試みが行われました。しかし、この番組が終了した後、フジテレビでは『めざましテレビ』が開始されるまで、カスタム時刻表示は使用されませんでした。

スタッフと制作背景

この番組を支えたスタッフには、構成を担当した君塚良一や美術プロデューサーの山田茂夫、技術協力を行った共同テレビなどがいました。ディレクターは落合正幸であり、プロデューサーは西山仁紫が担当していました。製作面でも多くの工夫が凝らされ、若者が興味を持つトピックを軸に構成されていました。

放送地域の状況

なお、放送局の事情により、フジテレビ系列局の中には当番組を放送しなかった地方局も存在しました。例えば、東海テレビではこの時間帯にテレビアニメの再放送やローカルニュースが放送されており、視聴可能な地域が限られていました。また、当時の日本テレビ系列とのクロスネット局であるテレビ長崎、テレビ大分、鹿児島テレビの3局は、この時間帯には日本テレビの『ズームイン!!朝!』を放送していました。

『グッドモーニングジャパン』は、短い期間ではありましたが、若者に向けた新しい朝の情報番組として注目され、フジテレビの朝の情報番組のひとつとして記憶されています。

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